八尋白智鳥

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原文

ここに八尋(ヤヒロ)白智鳥(シロチドリ)に化りて、天に翔りて浜に向きて飛び行でましき。ここにその后またその御子等、その小竹(シノ)の苅杙(カリクヒ)に足キり破れども、その痛きを忘れて哭きて追ひたまひき。

現代文訳

ヤマトタケルの魂は大きな白い鳥となって、空を飛び、海へと飛んで行きました。

そこでヤマトタケルの后と子供達は、竹の切り株で足を切っても、その痛みを忘れて泣いて追いかけました。

解説

八尋白智鳥
八尋の尋は大人が両手を広げた長さで、ハッキリとした長さではないが、今のところ1.8mという設定。古代ではもっと曖昧だったはず。八尋の「八」は聖数字で「大きい」という漠然とした意味。
白智鳥は別に「白鳥」という意味ではないが、大きな白い鳥というと白鳥しかない。古代人は白い鳥を「魂」の姿と考えていた。
日本書紀には無い
ちなみに日本書紀にはこの、「痛みを忘れて白い鳥を追いかける后と御子」という記述はありません。

個人的コラム

この記述も葬送儀礼じゃないの?
前のページで墓の周囲を泣いて匍匐するのが古代の葬送儀礼としたのですが、この「鳥を追いかける」というのも葬送儀礼だったという可能性は無いのだろうか???
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