久米直の祖、名は七拳脛

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久米直の祖、名は七拳脛

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原文

凡そこの倭建命ヤマトタケルミコト)、国を平けに廻り行でましし時、久米直(クメノアタヒ)の祖、名は七拳脛(ナナツカハギ)、恒に膳夫(カシハデ)として従ひ仕へ奉りき。

現代文訳

ヤマトタケルが東征したときに、久米直(クメノアタヒ)の祖先の七拳脛(ナナツカハギ)が料理人として付き従っていました。

解説

ヤマトタケルが東国を平定したときにナナツカハギという人物が料理人として付いていた、となぜか急に言いはじめて、「?」となってしまいます。

神武天皇イスケヨリヒメと結ばれる「イスケヨリヒメと7人の少女」や神武東征の「道臣命と大久米命」などで出てくる「大久米命(オオクメミコト)」も久米値の祖先です。

個人的コラム

膳夫(カシハデ)
カシワデは料理人です。

神武東征の「料理人の不意打ち」や出雲編の「料理人クシヤタマ神」のように、料理人は後々の大物の祖先であることが多いみたい。

料理人は独裁者の心を掴む、というか胃袋を掴む、のかもしれませんが、多分違います。

料理ということは食べ物を作るということ。その食べ物は誰の食べ物か?? 当然「神の食べ物」だったはずです。神が満足する料理を作るということは、この世界の平穏を作っていたという意味です。

料理を作るということはとても大事な儀式の一つだったわけです。
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