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梅雨の恐怖と水が穢れを祓うのは矛盾しないか
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket穢れを呼ぶ水と、穢れを祓う水
梅雨とケガレ
水は穢れを祓うものです。
現在、参拝前に神社で手を洗いますが、
昔は全身を水で洗っていました。
そうして俗世の穢れを祓うことで、
ようやっと神前に出る資格を得ます。
水は穢れを洗い流すものです。
梅雨の水への恐怖と、
穢れを祓う水は矛盾している……
ような気がします。
しかし、矛盾はしていない、
とわたしは考えています。
水は穢れを祓うものです。
現在、参拝前に神社で手を洗いますが、
昔は全身を水で洗っていました。
そうして俗世の穢れを祓うことで、
ようやっと神前に出る資格を得ます。
水は穢れを洗い流すものです。
梅雨の水への恐怖と、
穢れを祓う水は矛盾している……
ような気がします。
しかし、矛盾はしていない、
とわたしは考えています。
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穢れを祓う水
まず、穢れを祓う水は、
単なる水ではなく、「清流」です。
つまり、流れる水です。
大抵は川の水です。
川の流れが穢れを洗い流すわけです。
決して、単に貯められた水ではありません。
貯められた水は淀んでいて、
穢れを洗い流す力を持っていないと
古代の人は考えたはずです。
それは梅雨の雨もそうです。
ジメジメ、むしむしとした停滞した水では
穢れは流れ落ちません。
むしろ、穢れていきます。
単なる水ではなく、「清流」です。
つまり、流れる水です。
大抵は川の水です。
川の流れが穢れを洗い流すわけです。
決して、単に貯められた水ではありません。
貯められた水は淀んでいて、
穢れを洗い流す力を持っていないと
古代の人は考えたはずです。
それは梅雨の雨もそうです。
ジメジメ、むしむしとした停滞した水では
穢れは流れ落ちません。
むしろ、穢れていきます。
水もまた豊穣と恐怖の側面を持つ神
また、そもそも日本人にとって
「目に見えない何か」「物の怪」「神」「鬼」は、
畏怖すべきものであり、
とんでもない力を持ち、
人間を不幸にすることもありますが、
同時に、人間を豊かにする力もあります。
そういう相反する性質を併せ持つもので、
二律背反(アンビバレンツ)なものです。
つまり、穢れを生むのも、
それを洗い流すのも、「水」と考えても、
なんら不思議はなく矛盾もしないということです。
「目に見えない何か」「物の怪」「神」「鬼」は、
畏怖すべきものであり、
とんでもない力を持ち、
人間を不幸にすることもありますが、
同時に、人間を豊かにする力もあります。
そういう相反する性質を併せ持つもので、
二律背反(アンビバレンツ)なものです。
つまり、穢れを生むのも、
それを洗い流すのも、「水」と考えても、
なんら不思議はなく矛盾もしないということです。
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