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ヨモツオオカミ
漢字・読み | 黄泉津大神 |
概要
物語・由来
黄泉津大神(ヨモツオオカミ)は、イザナミの別名。ヨモツオオカミという名前は、黄泉…死者の国のすごい神様、という意味です。
名前がついた経緯
イザナミはカグツチを産んで、死んでしまいました。その死を受け入れられなかった夫のイザナギは、死者の国へとイザナミを追って行きました。しかしイザナミの体は腐り、生き返ることは出来ない状態でした。驚いて逃げるイザナギを、イザナミは追いかけました。この死の追いかけっこは、あの世とこの世の境目の黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)まで続き、そこでイザナギは千引き岩を置いて塞ぎ、どうにか難を逃れました。
その時、イザナミは
と言って、ここから世界に「生と死の円環」が生まれたのです。これがイザナミが「黄泉津大神(ヨモツオオカミ)」と呼ばれる理由です。
三貴神がイザナミから生まれない理由はコレでは?
アマテラス・ツキヨミ・スサノオを三貴神といいます。アマテラスは天皇の祖先にあたる神様です。この三貴神は古事記ではイザナギから生まれた神であって、イザナミとは何ら関係がありません。しかし、スサノオは「母のいる根の国へ行く」と言ってみたり、日本書紀では「イザナギとイザナミが三貴神を産んだ」という一書があったりと、どうもイザナミと三貴神は本来は親子のよう。
古事記ではこの親子関係が切り離されているのですが、この原因が、イザナミが黄泉の大神となり、穢れた神になってしまったからじゃないかと思うのです。日本人にとって穢れはとても忌み嫌うものです。穢れた存在が皇祖に関わっていることを、嫌ったんじゃないかと。
名前がついた経緯
イザナミはカグツチを産んで、死んでしまいました。その死を受け入れられなかった夫のイザナギは、死者の国へとイザナミを追って行きました。しかしイザナミの体は腐り、生き返ることは出来ない状態でした。驚いて逃げるイザナギを、イザナミは追いかけました。この死の追いかけっこは、あの世とこの世の境目の黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)まで続き、そこでイザナギは千引き岩を置いて塞ぎ、どうにか難を逃れました。
その時、イザナミは
「愛しい私のイザナギ。
こんなことをするのならば、あなたの国の人民を
毎日1000人を締め殺してしまいましょう」
こんなことをするのならば、あなたの国の人民を
毎日1000人を締め殺してしまいましょう」
と言って、ここから世界に「生と死の円環」が生まれたのです。これがイザナミが「黄泉津大神(ヨモツオオカミ)」と呼ばれる理由です。
三貴神がイザナミから生まれない理由はコレでは?
アマテラス・ツキヨミ・スサノオを三貴神といいます。アマテラスは天皇の祖先にあたる神様です。この三貴神は古事記ではイザナギから生まれた神であって、イザナミとは何ら関係がありません。しかし、スサノオは「母のいる根の国へ行く」と言ってみたり、日本書紀では「イザナギとイザナミが三貴神を産んだ」という一書があったりと、どうもイザナミと三貴神は本来は親子のよう。
古事記ではこの親子関係が切り離されているのですが、この原因が、イザナミが黄泉の大神となり、穢れた神になってしまったからじゃないかと思うのです。日本人にとって穢れはとても忌み嫌うものです。穢れた存在が皇祖に関わっていることを、嫌ったんじゃないかと。
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引用
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