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夜の食国
漢字・読み | ヨルノオスクニ |
概要
物語・由来
夜の食国(ヨルノオスクニ)はイザナギによってツキヨミが統治を任されたとされる世界のこと。この名前は古事記にしか登場しない。月を司るツキヨミだから、夜の国を任されるのは当然として、「食」に関わるのは変な感じがします。
食が関わる理由として
これは推測ではありますが。
古代の日本は「月」が暦を司っていました。暦は農業にとってとても大事なことです。特に稲作でも、いつ苗を植えて、いつ収穫するのか、そういうことがとっても大事です。
例えばです。現在の関東でも5月1日に霜が降りることがあります。4月の中旬にあったかいからって苗を植えると、5月の遅い霜が降りれば、苗は全滅。秋の収穫もゼロになります。となれば、集落は全滅必至。暦は農業の根幹に関わる大事なものです。
ツキヨミがウケモチを殺して、そこから五穀が生まれたという神話もこれと関わっているのでしょう。
もう一つの仮説
夜の食国は本来は「夜見之国」と同じで、「黄泉の国」のことだ、とする人もいます。日本人にとって、死者の国とは神も住む国です。その神が里にやってきて、畑に宿って、穀物を育てると考えていました。だから死者の国というのは、同時に穀物神の故郷でもあるのです。
月と死者と穀物神と農業は、深く結びついたものです。
よってツキヨミが司る夜の世界は、食とも関係があった、のかもしれません。
食が関わる理由として
これは推測ではありますが。
古代の日本は「月」が暦を司っていました。暦は農業にとってとても大事なことです。特に稲作でも、いつ苗を植えて、いつ収穫するのか、そういうことがとっても大事です。
例えばです。現在の関東でも5月1日に霜が降りることがあります。4月の中旬にあったかいからって苗を植えると、5月の遅い霜が降りれば、苗は全滅。秋の収穫もゼロになります。となれば、集落は全滅必至。暦は農業の根幹に関わる大事なものです。
ツキヨミがウケモチを殺して、そこから五穀が生まれたという神話もこれと関わっているのでしょう。
もう一つの仮説
夜の食国は本来は「夜見之国」と同じで、「黄泉の国」のことだ、とする人もいます。日本人にとって、死者の国とは神も住む国です。その神が里にやってきて、畑に宿って、穀物を育てると考えていました。だから死者の国というのは、同時に穀物神の故郷でもあるのです。
月と死者と穀物神と農業は、深く結びついたものです。
よってツキヨミが司る夜の世界は、食とも関係があった、のかもしれません。
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引用
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