田霧姫(タキリヒメ)

MENU
TOP>用語・神名など>タキリヒメ
スポンサードリンク

タキリヒメ

漢字・読み田霧姫
別名田心姫(タコツヒメ)多紀理毘売命(タキリヒメノミコト)奥津嶋比売命(オキツシマヒメノミコト)タギリヒメ
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

概要

田霧姫(多紀理毘売命)は宗像三女神の1柱。
田心姫(タコツヒメ)とも、奥津嶋比売命(オキツシマヒメミコト)とも。詳細は下記の引用から確認を。

田霧姫(タキリ)は元々は九州の宗像の海洋神であり、海の交通を司る神です。三女神は三つの島を表し、その元々はオリオン座のベルトの三連星を表しているとも言われます。この三連星は夜間の船の方角や位置を知るために役立っていたようです。

それで田霧という名前は文脈から言うと、天照が天真名井(アメノマナイ)ですすいだことが表れている、とも。また海洋神ですから、海に霧が立ちこめている様子をさしているとも。
●大国主(オオクニヌシ)の妻の一人でもあります。アジスキタカヒコネやシテタルヒメの母親です。
スポンサードリンク

物語・由来

宗像三女神の誕生
その息吹から生まれた神の名は
多紀理毘売命(タキリヒメノミコト)。別名は奥津嶋比売命(オキツシマヒメミコト)です。
次が市寸嶋比売命(イチキシマヒメオミコト)。別名は狭依毘売命(サヨリビメノミコト)。
次が多岐都比売命(タキツヒメノミコト)です。

第六段本文-3 赤心を証明するための誓約
それでアマテラススサノオが持っていた十拳釼(トツカノツルギ)を受け取り、これを三段に折って、天眞名井(アメノマナイ)の井戸水で濯(すす)いで清めて、カリカリと噛んで砕いてフっと噴出しました。すると生まれたのが
田心姫(タコリヒメ)
湍津姫(タギツヒメ
市杵嶋姫(イチキシマヒメ
の三姉妹です。

第六段一書(三)六柱の男神
日神はまず十拳釼(トツカノツルギ)を食べて生まれた子は瀛津嶋姫命(オキツシマヒメ)、別名を市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)といいます。また九拳釼(ココノツカノツルギ)を食べて生まれた子は湍津姫命(タギツヒメ)です。八握劒(ヤツカノツルギ)を食べて生まれた子が田霧姫命(タキリヒメ)です。

第六段一書(二)羽明玉と瑞八坂瓊之曲玉
アマテラスは八坂瓊之曲玉(ヤサカニノマガタマ)を天眞名井(アメノマナイ)に浮かべて洗い、勾玉の端を噛み切って噴き出すと、その中に神が生まれました。
神の名前は市杵嶋姫命(イチシキシマヒメ)です。この神は遠瀛(オキツミヤ=沖つ宮)に居る神です。
次に勾玉の中央を噛み切って噴き出すと、神が生まれました。神の名前は田心姫命(タコリヒメ)です。この神は中瀛(中つ宮)に居る神です。
次に勾玉の尾を噛み切って噴き出すと、神が生まれました。神の名前は湍津姫命(タギツヒメ)です。この神は海濱(ヘツミヤ=辺つ宮)に居る神です。
以上三柱の女神です。

迦毛大御神と謂うぞ
オオクニヌシが、宗像の奥津宮の神の多紀理毘売命(タキリヒメノミコト)を娶って産んだ子は
阿遅鋤高日子根神(アジスキタカヒコネ神)。
次に妹の高比売命(タカヒメノミコト)。別名は下光比売命(シタテルヒメノミコト)。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

用語・神名などの表紙へ
スポンサードリンク

管理人リンク

編集