ウケモチ

MENU
TOP>用語・神名など>ウケモチ
スポンサードリンク

ウケモチ

漢字・読み保食神
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

概要

イザナギイザナミが結ばれて生まれた神のひとり。穀物・食物を司る神様
月読みに殺され、穀物を生んだ
アマテラスツキヨミに「ウケモチ神」を訪ねて欲しいと命じた。ツキヨミがウケモチの元に訪れると、ウケモチはとても喜び、もてなしの準備を始めた。口から大地に穀物を吐き、海には魚を吐き、山に獣を吐き、それらを机に盛って、ツキヨミを歓待した。しかしツキヨミは「口から出した汚いものを喰わせるとは!」と怒り、切り殺してしまいます。
この話を聞いたアマテラスはツキヨミの狼藉に怒り、二人は絶縁。これによってアマテラスとツキヨミが別れ、昼と夜が出来ました。

後日、アマテラスが使者にウケモチの遺体を確認させると、遺体の頭から牛馬、額から粟、眉の上に蚕、目の中に稗(ヒエ)、腹の中に稲、陰部に大豆と小豆が生まれました。使者がこれらを持ち帰るとアマテラスは非常に喜んで、人間にそれら農作物や牛馬を与えたと言われています。
参考:第五段一書(十一)ウツシキアオヒトクサ
豊かな食物文化
ウケモチ神がツキヨミをもてなそうとしたことが裏目に出た、そんな見方もありますが、古代においても客人をもてなすという行為がサービスとして最上だったという意味でもあります。穀物だけでなく、肉や魚も食卓に並んでいたわけですから、古代とはいえ日本はかなり豊かな食生活だったと推測されます。
スポンサードリンク

物語・由来

保食神(ウケモチ)の「ウケ」は食べ物という意味です。「トヨウケビメ」のウケも同様です。稲荷さまの「ウカノミタマ」のウカも同じです。これらの神様はすべて食料の神様です。

神社や関連する土地

岩内神社
猿賀神社
金峰神社
玉崎駒形神社
竹駒神社
箭弓稲荷神社
建穂神社
わく繰神社
犬頭神社
亀山八幡宮

歴史背景

食物起源神話―ハイヌウェレ
神や人では無いものから、五穀が生まれる神話のことをハイヌウェレ神話といいます。日本のウケモチ・オオゲツヒメワクムスビの食物起源神話も同様です。これらは、焼畑農業があった(世界の)地域に残っているところを見ると、このお話は日本も水田での稲作以前、つまり弥生ではなく縄文後期には基礎的な農業―焼畑農業があった名残と考えられています。
スポンサードリンク

個人的コラム

保食神の死体から五穀が生まれました。穀物の名前と体の部位が「ダジャレ」となってつながっているとされ、それが「古代朝鮮語」を元にしているとされます。つまり、日本書紀の編纂に朝鮮人が関わっている、ということです。
嘘だろ?
朝鮮人は関わっている、かもしれません。

当時日本に漢字は伝わっていましたし、すでに使用していました。しかし日本語を漢字で表記するのは古事記が初めてだったようです。だから朝鮮人の知恵は借りていた、かもしれません。しかし、ここには非常に大きな問題があります。

まず古代朝鮮語というものが皆目分からない、ということです。朝鮮半島では文書のすべてを漢文で表記していたので自国語を一切残していません。一切は言い過ぎですが、ほぼ無いと考えて差し支えないです。だから、古代朝鮮語を…というのは、推測の域を出ません。というより嘘です。
古代朝鮮人と現代の朝鮮人は別民族
古事記の成立時、日本は朝鮮半島とは断交状態にありました。日本に逃げ込んだ朝鮮人が居ましたから、彼らが力を貸した可能性はあります。しかしその朝鮮人と現在の朝鮮人は遺伝的には別人です。
Y遺伝子の解析は朝鮮人は満州人に近いことがハッキリしています。

現在の朝鮮人と古代の朝鮮人が別民族であることとこの保食神の物語の話は関係ないようですが、韓国の人はとにかく、「歴史がある」「影響した」「韓国が起源」という結論のためにはどんな嘘を含んだ理屈でもごねてくるので注意しないといけません。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

スポンサードリンク

管理人リンク

編集