鬼の舌震

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鬼の舌震

投稿日時:2018-04-01 13:40:50
漢字・読みオニノシタブルエ
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概要

住所〒699-1511 島根県仁多郡奥出雲町三成宇根
由来出雲風土記にある玉日女と和邇(ワニ)との物語にちなんでいる。「ワニのしたふる(慕う)」が語源とも、「ワニが舌を震わせる」が語源とも。

ちなみに、わたしは吊り橋が怖くて渡れませんでしたが、かなりの巨岩・奇岩があるらしい。全体を回るのに1時間ほど。なかなかいいウォーキングになるけど、渓谷の橋に道がへばりついていて、ずっとちょっと怖い。

アクセス


鬼の舌震は周囲に三箇所の入る道があり、そこでは駐車場がある。車を止めて、歩くことになる。駐車場は多いので満車になることはまずない。
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性格・能力

出雲風土記によると、阿伊村の玉日女命を慕った和邇(ワニ=サメのこと?)が海からここまで登って来たのですが、玉日女は川を岩で塞いでしまった。それで、この山を「戀山(シタイヤマ)」と呼ぶようになったと。

また、出雲国風土記鈔という江戸時代に書かれた松江藩の風土記研究の本によると「和邇が恐れて舌を震わせて退いたから、舌震山(シタフルヤマ)と呼んだ」とあります。

個人的コラム

すごい渓谷で吊り橋が超怖いです。わたしは怖くて渡れませんでした。

海の民を象徴する「ワニ」を川に岩を敷いてまで拒絶する女神。玉日女の玉は「玉鋼」とするひともいますが、玉は特別なワードじゃないのでなんとも。

おそらくこの神話は「創世神話」の亜型だと思います。イザナギイザナミが仲違いしたことで、死者の国と現世に「境目」が生まれ、山佐知毘古が豊玉毘売命の出産をのぞいたことで海と山が行き来できなくなったように、世界が形作られる過程をあらわしているんでしょう。ただ、海の民が関わる以上、この神話は海の民が持ち込んだ神話のはず。そういう意味では、海の民VS山の民という構図も兼ねているんだとも思います。
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