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アヤカシコネ
漢字・読み | 吾屋惶根尊 |
別名 | 阿夜訶志古泥神・惶根尊(カシキネ)・忌橿城尊(イミカシキ)・青橿城根尊(アオカシキネ)・吾屋橿城尊(アヤカシキネ) |
物語・由来
性格・能力
オモタル尊の対となる神として登場します。古事記・日本書紀ともに活躍はないものの、神代の初期に登場するところをみると、重要な役割を持っていたと思われます。
神代に登場する神は、「ウヒジニ・スヒジニ」「ツノグイ・イクグイ」「イザナギ・イザナミ」のように、対となる神と名前が似ているのですが、オモタルとアヤカシコネは、名前が似ていません。似ていないから特別な意味を持っているのかもしれませんが、古代の日本語では誰もが「対だなぁ」と思うような言葉の組み合わせだったのかもしれません。
別名が多い女神
対となる男神(男神と推察される)オモタルには別名が少ないのですが、「第二段本文・第三段本文 神代七代」では惶根尊(カシコネ)の別名として、吾屋惶根尊(アヤカシコネ)、忌橿城尊(イミカシキ)、青橿城根尊(アオカシキネ)、吾屋橿城尊(アヤカシキネ)が挙げられます。
なぜ別名が多いか??
日本神話では別名が多いということは、歴史が長いか、役割が多いか、ともかく「その神が重要な存在だった」からです。
その割にキャラは不明
ところがアヤカシコネは「一体。どういう神なのか?」分かっていません。記紀の訳本によると「あや・かしこ」=「なんとすばらしい」という意味で、大地が出来上がったことに対する褒め言葉と書かれていますが……
ほんかいな?
アヤカシコネはオモタルと何かしらの繋がりがあり、かつて日本人が重要視した「何か」だったのでしょう。いくら言霊の国でも、前後の文意を汲むと、「褒め言葉」ではちょっと納得いかない。
それが具体的に何なのかは分かりませんが。
神代に登場する神は、「ウヒジニ・スヒジニ」「ツノグイ・イクグイ」「イザナギ・イザナミ」のように、対となる神と名前が似ているのですが、オモタルとアヤカシコネは、名前が似ていません。似ていないから特別な意味を持っているのかもしれませんが、古代の日本語では誰もが「対だなぁ」と思うような言葉の組み合わせだったのかもしれません。
別名が多い女神
対となる男神(男神と推察される)オモタルには別名が少ないのですが、「第二段本文・第三段本文 神代七代」では惶根尊(カシコネ)の別名として、吾屋惶根尊(アヤカシコネ)、忌橿城尊(イミカシキ)、青橿城根尊(アオカシキネ)、吾屋橿城尊(アヤカシキネ)が挙げられます。
なぜ別名が多いか??
日本神話では別名が多いということは、歴史が長いか、役割が多いか、ともかく「その神が重要な存在だった」からです。
その割にキャラは不明
ところがアヤカシコネは「一体。どういう神なのか?」分かっていません。記紀の訳本によると「あや・かしこ」=「なんとすばらしい」という意味で、大地が出来上がったことに対する褒め言葉と書かれていますが……
ほんかいな?
アヤカシコネはオモタルと何かしらの繋がりがあり、かつて日本人が重要視した「何か」だったのでしょう。いくら言霊の国でも、前後の文意を汲むと、「褒め言葉」ではちょっと納得いかない。
それが具体的に何なのかは分かりませんが。
個人的コラム
カシコネの意味
カシコネは日本書紀では惶根尊(カシコネ)、吾屋惶根尊(アヤカシコネ)、忌橿城尊(イミカシキ)、青橿城根尊(アオカシキネ)、吾屋橿城尊(アヤカシキネ)と書かれます。古事記では阿夜訶志古泥神です。
樫(カシ)
アヤカシコネの別名でよく使われているのが「橿」です。「カシ」とはブナ科の植物の「樫」のこと。カシはどんぐりの木でもあり、加工しやすく道具の材料にもなりました。
推測されるアヤカシコネの価値
カシという植物を神聖視したのがアヤカシコネかもしれません。
カシは加工がしやすいので道具の材料して利用されました。漢字を見ると「城」があるので、建築の材料として利用したかもしれません。古事記の名前の最後に「泥」があるので、カシの木の葉っぱが降り積もった「腐葉土」を指しているのかもしれません。また煮れば食料となるドングリと提供する木として重要視されたのかもしれません。
道具の材料・建築資材・腐葉土・ドングリ(食料)という様々な役割を持っていたカシを神聖視した結果がアヤカシコネではないでしょうか??
カシコネは日本書紀では惶根尊(カシコネ)、吾屋惶根尊(アヤカシコネ)、忌橿城尊(イミカシキ)、青橿城根尊(アオカシキネ)、吾屋橿城尊(アヤカシキネ)と書かれます。古事記では阿夜訶志古泥神です。
樫(カシ)
アヤカシコネの別名でよく使われているのが「橿」です。「カシ」とはブナ科の植物の「樫」のこと。カシはどんぐりの木でもあり、加工しやすく道具の材料にもなりました。
樫は本当に樫を表していたか
日本に漢字が伝わったのはまだハッキリしませんが、日本書紀が書かれた頃にはかなり利用されていたはずです(五世紀前半に利用されたのはハッキリしているし、それ以前からも利用されていたと考えられている)。日本書紀ではハッキリと漢字の意味を意図した漢字の利用が見られますので、樫と無関係なのに樫の字をあてることは考えにくい。
日本に漢字が伝わったのはまだハッキリしませんが、日本書紀が書かれた頃にはかなり利用されていたはずです(五世紀前半に利用されたのはハッキリしているし、それ以前からも利用されていたと考えられている)。日本書紀ではハッキリと漢字の意味を意図した漢字の利用が見られますので、樫と無関係なのに樫の字をあてることは考えにくい。
推測されるアヤカシコネの価値
カシという植物を神聖視したのがアヤカシコネかもしれません。
カシは加工がしやすいので道具の材料して利用されました。漢字を見ると「城」があるので、建築の材料として利用したかもしれません。古事記の名前の最後に「泥」があるので、カシの木の葉っぱが降り積もった「腐葉土」を指しているのかもしれません。また煮れば食料となるドングリと提供する木として重要視されたのかもしれません。
神代の神は泥・砂・杭(畦や水路の材料か?)・オモタル(=樽?)と来ています。農業関係だとわたしは考えています。腐葉土は畑の土壌改良には非常に重要なもので、現在でも土を肥やすのに利用します。
道具の材料・建築資材・腐葉土・ドングリ(食料)という様々な役割を持っていたカシを神聖視した結果がアヤカシコネではないでしょうか??
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