クマソタケル兄弟を征伐

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クマソタケル兄弟を征伐

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現代文訳

宴会の日になりました。

オウス命は少女の髪のように櫛で梳き、垂らして結んで叔母からもらった服を着て、少女のようになり、宴会の女性達の中に混じって家に入っていきました。

するとクマソの兄弟はオウス命が化けた少女を見て気に入り、兄弟の間に座らせて、酒盛りしました。

宴もたけなわとなったとき、オウス命は懐より剣を取り出し、クマソの兄の服の衿(エリ)を掴んで、引き寄せて剣を胸に突き刺しました。

クマソの弟は恐ろしくなって逃げ出しました。

すぐにオウス命は追いかけ、その家の階段の下へと追っていき、背中の皮を捕まえ、剣を尻から突き刺した。

そのクマソタケルが言いました。
「その刀を動かさないでくれ。
言いたいことがある」
それでオウス命は剣を動かさず、クマソタケルを押し伏せた。
日本書紀の対応箇所
景行天皇(二十五)川上梟師の宴会と暗殺
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解説

椅は梯
これは誤写。階段と訳していますが、梯子で登り降りする状態だったのでしょう。それにしても、新築二階建てとは。地震国である日本で二階建てを当たり前のように建てるには、かなりの建築技術が必要です。
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個人的コラム

奇策と英雄
たった一人、クマソタケル兄弟を倒したオウス命。勇猛というべきか、直情的というべきか、その知恵は前頁の叔母ヤマトヒメからのサポートの結果とはいえ、すごい。

原文

ここにその楽の日に臨みて、童女の髪の如その結はせる御髪を梳(ケズ)り垂り、その姨の御衣御裳を服し、既に童女の姿に成りて、女人の中に交り立ちて、その室の内に入りましき。ここに熊曽建(クマソタケル)兄弟二人、その嬢子を見感でて、己が中に坐せて盛りに楽しつ。かれ、その酣(タケナハ)なる時に臨み、懐より剣を出し、熊曽の衣の衿を取りて、剣をその胸より刺し通したまひし時、その弟建 見畏みて逃げ出でき。すなはち追ひてその室の椅の本に至り、その背(ソビラ)の皮を取りて、剣を尻より刺し通したまひき。ここにその熊曽建(クマソタケル)白言さく、「その刀をな動かしたまひそ。僕白言すことあり」とまをしき。ここに暫し許して押し伏せたまひき。
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