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オオクマホノカ
漢字・読み | 大熊髣 |
概要
物語・由来
オオクマホノカは古事記で熊野村に現れた神で、神武天皇(=カムヤマトイワレビコ命)の一行を意識不明に陥らせました。ただし、現在では「大熊がほのかに出でて」という文章であって「オオクマホノカという神がいたわけではない」というのが定説になってます。
オオクマホノカは勘違いってことですね。
ちなみに日本書紀にはオオクマホノカの記述はなく、「六月乙未朔丁巳(二)高倉下の夢」に
とあります。神によって元気がなくなるという記述が対応しているのでしょうから、同じような物語ではあるのですが「オオクマホノカ」というのは見られません。
じゃあ大熊って何?
よく大熊は「動物のクマ!」としていることが多いのですが、どうも「クマ」と「カミ」は語源が同じで、カミ→カム→クム→クマと関連しているのではないか?と思われます。つまり「大熊」というのは「大神」と同じ意味で、「大熊がほのかに出でて」というのは、「すごい神様が、ぼんやりと現れた!」という文章なのでしょう。
では、クマとカミがどうして同じなのかというと、熊は冬になると冬眠してしまい、姿を現さないから!と言われています。ま、実質、熊という大型肉食獣は山の主と言っていいわけで、そこらへんも大きな理由なんじゃないかと私は思っています。
つまり、熊野村の名前も知らない神が神武天皇にたてついた。でも、名前は残らなかった。なぜなら、たてついた神を信奉する人たちを殺したから・・・ってところでしょう。
オオクマホノカは勘違いってことですね。
ちなみに日本書紀にはオオクマホノカの記述はなく、「六月乙未朔丁巳(二)高倉下の夢」に
神武天皇は一人息子の手硏耳命(タギシノミミノミコト)と軍を率いて進み、熊野荒坂津(クマノアラサカツ)に到着しました。
別名を丹敷浦(ニシキノウラ)と言います
そこで丹敷戸畔(ニシキトベ)という者を殺しました。
その時、神が毒を吐いて、兵士もモノも全部、病んでしまいました。これで、天皇の軍隊は元気がなくなりました。
別名を丹敷浦(ニシキノウラ)と言います
そこで丹敷戸畔(ニシキトベ)という者を殺しました。
その時、神が毒を吐いて、兵士もモノも全部、病んでしまいました。これで、天皇の軍隊は元気がなくなりました。
とあります。神によって元気がなくなるという記述が対応しているのでしょうから、同じような物語ではあるのですが「オオクマホノカ」というのは見られません。
じゃあ大熊って何?
よく大熊は「動物のクマ!」としていることが多いのですが、どうも「クマ」と「カミ」は語源が同じで、カミ→カム→クム→クマと関連しているのではないか?と思われます。つまり「大熊」というのは「大神」と同じ意味で、「大熊がほのかに出でて」というのは、「すごい神様が、ぼんやりと現れた!」という文章なのでしょう。
では、クマとカミがどうして同じなのかというと、熊は冬になると冬眠してしまい、姿を現さないから!と言われています。ま、実質、熊という大型肉食獣は山の主と言っていいわけで、そこらへんも大きな理由なんじゃないかと私は思っています。
つまり、熊野村の名前も知らない神が神武天皇にたてついた。でも、名前は残らなかった。なぜなら、たてついた神を信奉する人たちを殺したから・・・ってところでしょう。
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古事記からの引用
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