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兄弟達が国を譲った理由は……
漢字・読み | キョウダイタチガクニヲユズッタリユウハ |
別名 | オオクニヌシと八十神 |
原文
現代語訳
このオオクニヌシには八十神(=沢山という意味)の兄弟神がいました。
しかし兄弟神はみんな、大国主神(オオクニヌシ神)に国を譲ってしまいました。その理由というのが……
その八十神の兄弟神はそれぞれ因幡の八上比売(ヤガミヒメ)に求婚しようと思っていました。そこで因幡に行くときに、大穴牟遅神(オオナムチ神=オオクニヌシ)に袋を負わせて従者のように連れて行ったのです。
しかし兄弟神はみんな、大国主神(オオクニヌシ神)に国を譲ってしまいました。その理由というのが……
その八十神の兄弟神はそれぞれ因幡の八上比売(ヤガミヒメ)に求婚しようと思っていました。そこで因幡に行くときに、大穴牟遅神(オオナムチ神=オオクニヌシ)に袋を負わせて従者のように連れて行ったのです。
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解説
オオナムチって?
この短い文章の中にもオオクニヌシとオオナムチという二種の名前が出てきて、非常にややこしい。
オオクニヌシという名前はこの後、スサノオの難題をクリアしたときに付けられた名前で、この時点ではまだ「オオナムチ」つまり「その土地の神」くらいの存在です。
この文章の前半は「現在有名な、あのオオクニヌシがまだオオナムチと呼ばれていた頃のこと」というニュアンスが含まれて居ます。現在から過去を振り返る形になっています。今までと書き手が違うんでしょうか?
因幡のヤガミヒメ
因幡は鳥取県東部を差し、ヤガミヒメは鳥取県の八上郡の姫神ではないかとも言われます。しかし、因幡という名前は「稲」「場」であり、稲を括る場所のことを差し、日本中にイナバという土地はあります。
これは白兎の話があり、スサノオが出雲の神であることからのこじつけではないかというのが有力です。
この短い文章の中にもオオクニヌシとオオナムチという二種の名前が出てきて、非常にややこしい。
オオクニヌシという名前はこの後、スサノオの難題をクリアしたときに付けられた名前で、この時点ではまだ「オオナムチ」つまり「その土地の神」くらいの存在です。
この文章の前半は「現在有名な、あのオオクニヌシがまだオオナムチと呼ばれていた頃のこと」というニュアンスが含まれて居ます。現在から過去を振り返る形になっています。今までと書き手が違うんでしょうか?
因幡のヤガミヒメ
因幡は鳥取県東部を差し、ヤガミヒメは鳥取県の八上郡の姫神ではないかとも言われます。しかし、因幡という名前は「稲」「場」であり、稲を括る場所のことを差し、日本中にイナバという土地はあります。
これは白兎の話があり、スサノオが出雲の神であることからのこじつけではないかというのが有力です。
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- Page1 須賀の宮の子供達
- Page2 八島士奴美神の系譜
- Page3 布波能母遅久奴須奴神の子孫
- Page4 并せて五つの名有り
- Page5 兄弟達が国を譲った理由は……
- Page6 因幡の白兎の登場
- Page7 オオナムチとウサギの会話
- Page8 ウサギ、ワニを騙す
- Page9 沖ノ島から気多の前まで
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