古語拾遺43 遺りたる九

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古語拾遺43 遺りたる九

投稿日時:2019-09-10 00:24:19
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原文

凡 鎮魂之儀者 天鈿女命之遺跡 然則 御巫之職 應任舊氏 而 今所選不論他氏 所遺九也

現代語訳

鎮魂(タマシズメ)の儀式は天鈿女命(アメノウズメミコト)の遺跡(アト)です。であれば、御巫(ミカンナギ=女性の神官)の職は旧来の氏(=ここでは猿女のこと)を任命するべきである。しかし、現在、選んでいるのは違う他の氏族であり、また、論(=氏族を選ぶ論理)も違っている。
これが漏れている問題点の九つ目です。

解説

鎮魂(タマシズメ)は「死者の魂を鎮魂する」というものではなくて、天皇の魂が離れていかないように「鎮める」儀式。起源は当然ながら天岩戸の一件でアメノウズメが岩戸からアマテラスをおびき出したことに由来する。
そのアメノウズメ由来の儀式に「必ずしも子孫の猿女が選ばれていない」というのが古語拾遺の主張であり、これは事実。猿女も選ばれてはいるが、他の氏族からも選ばれているわけです。
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