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ニニギ、筑紫の日向に降臨
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物語・由来
天津神達は天津日子番能邇邇芸命(アマツヒコホノニニギ命)に降臨するよう命じました。
ニニギは天の石位(=高天原で座っていた場所)を離れて、天の八重多那雲(=空の幾重にもたなびく雲)を押し分けて、その激しい神の力で道を掻き分け、天浮橋から浮島に降り立ち、筑紫の日向の高千穂の降臨しました。
ニニギは天の石位(=高天原で座っていた場所)を離れて、天の八重多那雲(=空の幾重にもたなびく雲)を押し分けて、その激しい神の力で道を掻き分け、天浮橋から浮島に降り立ち、筑紫の日向の高千穂の降臨しました。
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解説
これまでの事情を淡々と説明するだけの文章が、ここでは非常に情感豊かというか、迫力ある文章になっています。ニニギは高天原の神座を蹴っ飛ばし飛んで、雲を掻き分けて、地上へと降り立ちます。道を掻き分けるというのが、どうもピンと来ませんが、サルタヒコが辻に立っていたという件を読むと、古代の人は天と地の間には「道」があるという考えがあったのかもしれません。もしくは天というのは私たちが思うような雲の上という意味ではなくて、高い山の頂上付近のような……空中庭園とかマチュピチュといった光景を思い描いたのかもしれません。
さて、というわけで筑紫の日向に降臨します。
いままで出雲とか大和を中心に話が進んでいたのに、なぜ今になって九州の日向なんでしょうか??
日向・高千穂は比喩かもしれない
日向は太陽が向かうという程度の意味合いで、高千穂は稲が高く育ち稔るさまを表すだけで、決まった地名ではない、という見方もあります。
さて、というわけで筑紫の日向に降臨します。
いままで出雲とか大和を中心に話が進んでいたのに、なぜ今になって九州の日向なんでしょうか??
日向・高千穂は比喩かもしれない
日向は太陽が向かうという程度の意味合いで、高千穂は稲が高く育ち稔るさまを表すだけで、決まった地名ではない、という見方もあります。
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ニニギ編の表紙へ
- Page6 三種の神器と神々をさらに追加
- Page7 二柱の神は五十鈴宮に
- Page8 アメノイワトワケ神とタヂカラオ神
- Page9 五伴緒の子孫
- Page10 ニニギ、筑紫の日向に降臨
- Page11 アメノオシヒ命とアマツクメ命
- Page12 大伴氏と久米氏の祖神
- Page13 ニニギの天孫降臨
- Page14 アメノウズメはサルタヒコに仕え猿女君と
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