天忍日命と天津久米命

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アメノオシヒ命とアマツクメ命

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原文

故爾に天忍日命、天津久米命の二人、天の石靫を取り負ひ、頭椎の大刀を取り佩き、天の波士弓を取り持ち、天の真鹿児矢を手挟み、御前に立ちて仕へ奉りき。

物語・由来

天忍日命(アメノオシヒ命)と天津久米命(アマツクメ命)の二人は、天の石靫(矢を入れる筒)を負い、頭椎の大刀(柄の大きな太刀)を身につけ、天の波士弓(アメノハジユミ)を持ち、天の真鹿児矢(アメノマカゴヤ)を手に持ち、ニニギの前に立って仕えました。
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解説

天の波士弓と天の真鹿児矢
ハジ弓とマカゴ矢ですが、国譲りでアメノワカヒコに持たせた弓と矢が天之麻迦古弓(マカコ)、天之波波矢(ハハヤ)と似ているような似ていないような。そして逆のような。

ハジ弓は「ハゼ(櫨)」で出来た弓のこと。ハゼというとピンと来ませんが、山に生える秋に真っ赤に紅葉するけど、触るとカブれる木――というと分かるのではないでしょうか? 俗に言う「かぶれの木」です。そんなもので弓を作るとかぶれてしょうがないと思うのですが、わたしはハゼやウルシとった木を「魔よけ」とみなしていたのではないか?と思うのです。聖徳太子がハゼによく似た「ヌルデ」で仏像を作って蘇我氏に渡す場面があるのもこのためではないでしょうか??

参考:アメノワカヒコに弓と矢を持たせて地上へ
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