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第一段一書(三)初めに「神人」が居ました
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一書曰、天地混成之時、始有神人焉。號可美葦牙彦舅尊。次国底立尊。彦舅、此云比古尼。
現代文訳
ある書によると……
天地が混沌としていたとき、初めに「神人」が居ました。名前は可美葦牙彦舅尊(ウマシアシカビヒコヂ)です。
次に国底立尊(クニノソコタチ)です。
古事記の対応箇所
天地開闢と造化三神の登場
特別な五柱の天津神
天地が混沌としていたとき、初めに「神人」が居ました。名前は可美葦牙彦舅尊(ウマシアシカビヒコヂ)です。
次に国底立尊(クニノソコタチ)です。
彦舅(ヒコヂ)を比古尼(ヒコジ)と言います。
古事記の対応箇所
天地開闢と造化三神の登場
特別な五柱の天津神
解説
この書では、これまで三柱だった神が二柱にリストラ。ウマシアシカビとクニノソコタチのみです。
ウマシアシカビは「第一段一書(二)葦の芽が生えるように」から登場。クニノソコタチはクニノトコタチと同一と考えるならば「第一段本文 世界のはじまり」から。
ウマシアシカビが「葦の生える豊かさ」、クニノソコタチが国土そのものと考えると、「天」というニュアンスが薄い。
また「神人」が天地が分かれたときに生まれていて、その神がウマシアシカビだというならば、ウマシアシカビが世界の中心になります。「葦」がいかに日本人にとって「特別」な植物だったか分かります。
ウマシアシカビは「第一段一書(二)葦の芽が生えるように」から登場。クニノソコタチはクニノトコタチと同一と考えるならば「第一段本文 世界のはじまり」から。
ウマシアシカビが「葦の生える豊かさ」、クニノソコタチが国土そのものと考えると、「天」というニュアンスが薄い。
また「神人」が天地が分かれたときに生まれていて、その神がウマシアシカビだというならば、ウマシアシカビが世界の中心になります。「葦」がいかに日本人にとって「特別」な植物だったか分かります。
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日本書紀神代上の表紙へ
- Page1 第一段本文 世界のはじまり
- Page2 第一段一書(一)天地が分かれて、その虚空に
- Page3 第一段一書(二)葦の芽が生えるように
- Page4 第一段一書(三)初めに「神人」が居ました
- Page5 第一段一書(四)高天原に生まれた神
- Page6 第一段一書(五)海の上で根づくところが無いでいる浮雲
- Page7 第一段一書(六)空中に葦の芽と脂
- Page8 第二段本文・第三段本文 神代七代
- Page9 第二段と第三段の一書まとめ
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