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第六段本文-4 誓約の結果は?
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第六段本文-4
既而、素戔鳴尊、乞取天照大神髻鬘及腕所纒八坂瓊之五百箇御統、濯於天眞名井、??然咀嚼、而吹棄氣噴之狹霧所生神、號曰正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊。次天穗日命是出雲臣・土師連等祖也、次天津彦根命是凡川内直・山代直等祖也、次活津彦根命、次熊野?樟日命、凡五男矣。是時、天照大神勅曰「原其物根、則八坂瓊之五百箇御統者是吾物也。故、彼五男神、悉是吾兒。」乃取而子養焉。又勅曰「其十握劒者、是素戔鳴尊物也。故、此三女神、悉是爾兒。」便授之素戔鳴尊、此則筑紫胸肩君等所祭神是也。
既而、素戔鳴尊、乞取天照大神髻鬘及腕所纒八坂瓊之五百箇御統、濯於天眞名井、??然咀嚼、而吹棄氣噴之狹霧所生神、號曰正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊。次天穗日命是出雲臣・土師連等祖也、次天津彦根命是凡川内直・山代直等祖也、次活津彦根命、次熊野?樟日命、凡五男矣。是時、天照大神勅曰「原其物根、則八坂瓊之五百箇御統者是吾物也。故、彼五男神、悉是吾兒。」乃取而子養焉。又勅曰「其十握劒者、是素戔鳴尊物也。故、此三女神、悉是爾兒。」便授之素戔鳴尊、此則筑紫胸肩君等所祭神是也。
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現代語訳
第六段本文-4
アマテラスが頭や腕に身に着けていた八坂瓊(ヤサカニ)の500個の御統(ミスマル=玉飾り)を受け取って、天眞名井(アマノマナイ)の水で進んで、カリカリと噛んで噴出した息が霧となって生まれた神が正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)です。
次に生まれたのが天穗日命(アメノホヒ)です。
次に生まれのが天津彦根命(アマツヒコネ)です。
次に生まれのが活津彦根命(イクツヒコネ)です。
次に生まれのが熊野櫲樟日命(クマノクスビ)です。
以上の五柱の神が生まれました。
このときアマテラスは言いました。
「生まれた神の元となったのは、八坂瓊(ヤサカニ)の五百箇の御統(ミスマル)であり、それは私の持ち物だった。だからこの五柱の男神は私の子供だ」
アマテラスはこれらの男神を育てました。
またアマテラスは言いました。
「その十拳釼(トツカノツルギ)はスサノオのものだ。よってこの三女神はお前(=スサノオ)のものだ」
と、スサノオに女神を授けました。
筑紫の胸肩君(ムナカタノキミ)が祀る神です。
古事記の対応箇所
男神五柱の誕生
子供たちを分ける
アマテラスが頭や腕に身に着けていた八坂瓊(ヤサカニ)の500個の御統(ミスマル=玉飾り)を受け取って、天眞名井(アマノマナイ)の水で進んで、カリカリと噛んで噴出した息が霧となって生まれた神が正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)です。
次に生まれたのが天穗日命(アメノホヒ)です。
この神は出雲臣(イズモノオミ)や土師連(ハニシノムラジ)の祖先です。
次に生まれのが天津彦根命(アマツヒコネ)です。
この神は凡川内直(オオシカワチノアタエ)や山代直(ヤマシロノアタエ)の祖先です。
次に生まれのが活津彦根命(イクツヒコネ)です。
次に生まれのが熊野櫲樟日命(クマノクスビ)です。
以上の五柱の神が生まれました。
このときアマテラスは言いました。
「生まれた神の元となったのは、八坂瓊(ヤサカニ)の五百箇の御統(ミスマル)であり、それは私の持ち物だった。だからこの五柱の男神は私の子供だ」
アマテラスはこれらの男神を育てました。
またアマテラスは言いました。
「その十拳釼(トツカノツルギ)はスサノオのものだ。よってこの三女神はお前(=スサノオ)のものだ」
と、スサノオに女神を授けました。
筑紫の胸肩君(ムナカタノキミ)が祀る神です。
古事記の対応箇所
男神五柱の誕生
子供たちを分ける
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解説
古事記の男神五柱の誕生で語られる物語とほぼ同じ内容になっています。
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- Page29 第五段一書(十一)ウツシキアオヒトクサ
- Page30 第六段本文-1 幽宮を淡路島に作って
- Page31 第六段本文-2 海は荒れ、山が泣く
- Page32 第六段本文-3 赤心を証明するための誓約
- Page33 第六段本文-4 誓約の結果は?
- Page34 第六段一書(一)天孫によって祀られなさい
- Page35 第六段一書(二)羽明玉と瑞八坂瓊之曲玉
- Page36 第六段一書(三)六柱の男神
- Page37 第七段本文-1 常闇の世界。昼と夜の区別が無くなる。
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