湍津姫命(タギツヒメノミコト)

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タギツヒメ

漢字・読み湍津姫命
別名多岐都比売命(タキツヒメノミコト)
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概要

湍津姫命(タギツヒメノミコト)は宗像三女神の一柱。宗像の女神は九州の宗像神社の女神で、宗像氏の神。海洋神で、海の運航を司っていました。九州は沖縄・台湾の東南アジアルートと、朝鮮・中国ルートと、畿内ルートを結ぶ要所でしたので、この海流が読める宗像氏は天皇の外戚になるなど権力を持ちました。
タギツヒメの意味
タギツは水が激しく動く意味があります。タギツヒメはおそらく元々は海流の女神だったのでしょう。これは天真名井の水で洗ったという記紀の物語を受けています。
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物語・由来

宗像三女神の誕生
その息吹から生まれた神の名は
多紀理毘売命(タキリヒメミコト)。別名は奥津嶋比売命(オキツシマヒメミコト)です。
次が市寸嶋比売命(イチキシマヒメオミコト)。別名は狭依毘売命(サヨリビメノミコト)。
次が多岐都比売命(タキツヒメノミコト)です。

第六段本文-3 赤心を証明するための誓約
それでアマテラススサノオが持っていた十拳釼(トツカノツルギ)を受け取り、これを三段に折って、天眞名井(アメノマナイ)の井戸水で濯(すす)いで清めて、カリカリと噛んで砕いてフっと噴出しました。すると生まれたのが
田心姫(タコリヒメ)
湍津姫(タギツヒメ)
市杵嶋姫(イチキシマヒメ
の三姉妹です。

第六段一書(三)六柱の男神
日神はまず十拳釼(トツカノツルギ)を食べて生まれた子は瀛津嶋姫命(オキツシマヒメ)、別名を市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)といいます。また九拳釼(ココノツカノツルギ)を食べて生まれた子は湍津姫命(タギツヒメ)です。八握劒(ヤツカノツルギ)を食べて生まれた子が田霧姫命(タキリヒメ)です。

第六段一書(二)羽明玉と瑞八坂瓊之曲玉
アマテラスは八坂瓊之曲玉(ヤサカニノマガタマ)を天眞名井(アメノマナイ)に浮かべて洗い、勾玉の端を噛み切って噴き出すと、その中に神が生まれました。
神の名前は市杵嶋姫命(イチシキシマヒメ)です。この神は遠瀛(オキツミヤ=沖つ宮)に居る神です。
次に勾玉の中央を噛み切って噴き出すと、神が生まれました。神の名前は田心姫命(タコリヒメ)です。この神は中瀛(中つ宮)に居る神です。
次に勾玉の尾を噛み切って噴き出すと、神が生まれました。神の名前は湍津姫命(タギツヒメ)です。この神は海濱(ヘツミヤ=辺つ宮)に居る神です。
以上三柱の女神です。
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