ニギハヤヒ

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ニギハヤヒ

漢字・読み饒速日命
別名邇藝速日命
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概要

日本書紀では、だれの子ともハッキリとしない。ただ高天原からやってきた天津神というだけ。ですが、先代旧事本紀ではアメノホアカリと同一神とされます。アメノホアカリと同一ということはニニギの兄であり、天孫となります。
ややこしい。
このあたりのことがハッキリしない状態で御話が進みます。ここが分かりにくい原因です。
天磐船(アメノイワフネ)に乗って来たので航空の神
ニギハヤヒは神武天皇の東征に先だって、高天原から地上に降り立ちます。その降臨のときに「天磐船(アメノイワフネ)」という乗り物に乗ってきます。そのために、航空の神と祀られています。
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物語・由来

神武天皇以前に畿内に降臨
神武天皇が九州から畿内へ行こうと決心する一つの理由が「ニギハヤヒ」という天津神がすでに畿内に降臨しているから、というものでした。

神武東征の手助け
ニギハヤヒは地上に降り立つと、大和地方の豪族ナガスネヒコ(長髄彦)の妹トミヤスビネ(登美夜須毘売)と結ばれ、ウマシマジ神(宇摩志麻遅神)が生まれ、一族の長となります。

本物は神武天皇かニギハヤヒか?
ナガスネヒコは神武天皇に、「天津神のニギハヤヒがここにいるのに、どうしてお前が天孫を名乗るのか?」と尋ねます。すると神武天皇は「天津神はたくさんいる。本物ならば証拠があるはずだ」と言います。ナガスネヒコは弓と矢と矢筒を見せました。神武天皇は「本物だ」と答えます。神武天皇も矢と矢筒を見せます。ナガスネヒコはそれを本物だと分かったのですが、結局、軍隊を引きませんでした。
ニギハヤヒは天つ神の中でも天孫(アマテラスの子孫)が偉いと知っていたので、結局ナガスネヒコを殺し、神武天皇に従属しました。

神武天皇の即位後
ニギハヤヒは神武天皇が即位した後に、天磐船(アマノイワフネ)に乗って、空から日本を見て「虚空(ソラ)見つ日本(ヤマト)の国」と評しています。
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性格・能力

アマテラスから授かった十種の神宝(トクサノカンダカラ)
高天原から神武天皇のサポートを命じられて地上に降臨したニギハヤヒがアマテラスから授かったのが澳津鏡(オキツカガミ)、辺都鏡(ヘツカガミ)、八握剣(ヤツカノツルギ)、生玉(イクタマ)、死返玉(シガエシノタマ)、足玉(タルタマ)、道返玉(チガエシノタマ)、蛇比礼(ヘビノヒレ)、蜂比礼(ハチノヒレ)、品物比礼(クサグサノヒレ)の10個。これらのアイテムの効果に関しては明確な力は分かりません。玉・鏡・剣とヒレというショールのようなものの組み合わせです。
物部氏の祖神
ニギハヤヒは物部氏の祖神。ニギハヤヒの持っていた十種の神宝はその後神武天皇に献上されました。これらの神宝によって天皇の健康を祈願しました。これが宮廷での鎮魂祭の起源とされます。そのためにニギハヤヒの子孫の物部氏は古代においては祭祀担当の有力氏族でした。
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神社や関連する土地

石切剣箭神社(イシキリツルギャジンジャ)
物部神社
高倉神社
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