大気津比売神のおもてなし

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オオゲツヒメのおもてなし

漢字・読みオオゲツヒメノオモテナシ
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原文

又食物を大気津比売神に乞ひき。爾に大気津比売、鼻口及尻より、種種の味物を取り出して、種種作り具へて進る時に、速須佐之男命、其の態を立ち伺ひて、穢汚して奉進ると為ひて、乃ち其の大宜都比売神を殺しき。

現代語訳

地上に追放され、スサノオは食べ物を大気津比売神(オオゲツヒメノカミ)という神に求めましたた。 すると大気津比売神(オオゲツヒメノカミ)は鼻や口やお尻から食べ物を出し、調理してスサノオに差し出しました。

それを見た速須佐之男命(ハヤスサノオミコト)は
「汚い食べ物を出しやがって!」と怒って大宜都比売神(オオゲツヒメカミ)を殺してしまいました。
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解説

この穀物が生まれる穀物起源神話は、古事記ではスサノオとオオゲツヒメですが、日本書紀ではツキヨミウケモチという組み合わせになります。

困ってる人を助けたのに
食べ物が無くて困ってるスサノオに食べ物を提供したオオゲツヒメ。でも斬り殺される。恩を仇で返すとはこのことです。この後、オオゲツヒメの身体からは五穀が出てきて、それが日本の農業の始まりとなるのですが、この物語が何を表しているのか?というと、一つとして秋になりイネを刈り取ることで穀物の神が死に、春になり種子を撒くことで新たな神が生まれると言う循環を表している…というのがあります。しかし説得力に欠ける、と思いませんか?

ハイヌウェレ神話
もう一つはこの物語が「ハイヌウェレ神話」という穀物起源神話を真似ているということです。このハイヌウェレ神話は東南アジア、オセアニア、南北アメリカ大陸に分布するもので、焼畑農業といった、農業としては初期の形態を行っていた地域に残っています。つまりオセアニアか東南アジアかの神話が沖縄か朝鮮半島かを伝ってやってきたわけです。この神話は日本が水田で稲作を行う以前にそういった初期農業を行っていた名残であり、そういった名残と稲作の文化が混じり合ったものが日本神話に見られるわけです。

ハイヌウェレ神話をざっくりと
それでその穀物起源の神話がどういったものかというと、ようは
●人間では無いものが
●死んで
●その後、穀物が生まれる

というものです。詳細は別途ページを用意しようと思います。
この神話は根菜類を植えるとそれが増えることが元ネタとされます。ただし、別の考え方もあります。「生贄」です。生贄の死体をバラバラにして、それを周囲に撒き、穀物を育てるのです。それを物語にしたのが「ハイヌウェレ神話」と考えられています。生贄は家畜だったかもしれませんし、「人」だったかもしれません。
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