日の光が戻る

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日の光が戻る

漢字・読みヒノヒカリガモドル
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原文

如此言す間に、天児屋命、布刀玉命、其の鏡を指し出して、天照大御神に示せ奉る時、天照大御神、逾奇しと思ほして、稍戸より出でて臨み坐す時に、其の隠り立てりし天手力男神、其の御手を取りて引き出しまつりき。即ち布刀玉命、尻久米縄を其の御後方に控き度して白言しけらく、「此れより内にな還り入りそ。」とまをしき。故、天照大御神出で坐しし時、高天の原も葦原中国も自ら照り明りき。

現代語訳

アメノウズメがそう)言っている間に、天児屋命(アメノコヤネミコト)と布刀玉命(フトダマミコト)がその鏡を天照大御神(アマテラスオオミカミ)に指し出して見せると、不思議がって、岩戸から覗きこみました。
そのとき隠れていた天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)がアマテラスの手を引っぱって出しました。そしてすぐに布刀玉命(フトダマミコト)が尻久米縄(シリクメナワ=注連縄)をアマテラスの後方に掛けて
「これより中には入ることはできません」と言いました。
天照大御(アマテラスオオミカミ)が出てきたので高天原も葦原中国(地上)にも自然と太陽の光が戻りました。
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解説

鏡でおびき出せる理由
調べてみてもハッキリと分からないので私見です。古代の鏡は現在のようにクッキリハッキリと映り込むのではなく、ぼんやりとした象を映すのが精いっぱいでした。鏡の語源は「影見(カゲミ)」とも言われます。ボンヤリと映った象を、前の場面でアメノウズメが言った「アマテラスよりも優れた神」と思って、詳しく見ようと身を乗り出したのかもしれません。

詐欺的手法
ところで、皇祖神であり太陽神であり日本神話の中心的神でありながら、弟スサノオに無茶苦茶され、ひきこもった岩戸から、ズルいやり方でおびき出されたアマテラスは、果たして日本の最高神にふさわしいのか、ちょっと疑問ですよね。

個人的コラム

注連縄
日本書紀第七段本文-3 中臣神と忌部神はお願いしました。では天兒屋命(アメノコヤネ)と太玉命(フトダマ)が注連縄を張っています。

注連縄を張ることで結界を張り、二度とアマテラス(=太陽)が闇に隠れないようにしています。この場合、岩戸は忌むべきものなのか???
●注連縄は蛇を表わしてます。蛇は世界中の国で特別視される神聖な生き物です。それは蛇が居るとネズミが近寄らないからです。ネズミは食料を食べるだけでなく、食べただけ個体を増やし、しかも病気を広める悪魔のような存在です。
●蛇の皮を置いておくだけでネズミは近寄りません。蛇は穀物倉庫には必須の要素でした。高床式になって蛇は必要です。
●蛇を象徴する注連縄が「結界」を表わすのはネズミへの恐怖からです。

また第七段一書(三)-3旅人・雨・笠・蓑では注連縄を張らず、天兒屋命(アメノコヤネ)が祓いのための祝詞を歌っています。歌には祓う力があるということですが、これはスサノオの罪の穢れをその場で祓うもので、上記の注連縄とは意味が違います。

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