古語拾遺3日神と素神の誓約

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古語拾遺3日神と素神の誓約

投稿日時:2018-04-17 13:55:12
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原文

於是 素戔鳴神 欲奉辭日神 【天照大神】 昇天之時 櫛明玉命 奉迎 獻以瑞八坂瓊之曲玉 素戔鳴神 受之 轉奉日神 仍 共約誓 即感其玉  生 天祖吾勝尊 是以 天照大神 育吾勝尊 特甚鍾愛 常懷腋下 稱曰腋子 【今俗 號稚子 謂和可古 是 其轉語也】

現代語訳

素戔鳴神(スサノオノカミ)が日神(=天照大神・アマテラス)に辞することを奏上しようと思いまして、天に昇ると櫛明玉命(クシアカルタマノミコト=出雲の玉作の祖先)が迎えまして、瑞八坂瓊之曲玉(ミズノヤサカニノマガタマ)を献上しました。素戔鳴神はコレを受けて、日神(=天照大神)に奉りました。それで、共に誓約をして、その玉を感(カマ)けしめて(=噛んだ?)、天祖吾勝尊(アマツミオヤアカツノミコト)を生みました。天照大神は吾勝尊を育てまして、特甚(オギロ=特に)に愛(イツクシミ)を注ぎました。常に腋の下に抱いていました。それで腋子と言います。
今の俗世で稚子(イトキナキコ=子供)を「和可古(ワカゴ)」と言うのはこれが転(ウツ)った言葉です。
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解説

古事記によれば「根の国に行きたい!」とワガママを言ったスサノオイザナギが破門というか、「好きにしろ!」と突き放したことで、スサノオが最後の挨拶に高天原に行きます。アマテラスは「スサノオが攻めてきた!」と勘違いして、その潔白を証明するために誓約をすることになります。

が、古語拾遺を読む限りはそのような「誤解」は描かれていない。ただ省略しただけって可能性はある。
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