古語拾遺5日神の石窟幽居(1)

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古語拾遺5日神の石窟幽居(1)

投稿日時:2018-04-21 17:14:43
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原文

于時 天照大神赫怒 入于天石窟 閉磐戸而幽居焉 爾乃六合常闇 晝夜不分 群神愁迷 手足罔措 凡厥庶事 燎燭而弁 高皇産靈神 會八十萬神於天八湍河原 議奉謝之方

現代語訳

この時、天照大神は怒って、天石窟(アメノイワヤ)に入りまして、磐戸(イワト)を閉ざして幽居して篭ってしまいました。すると、すぐに六合(クニノウチ)は常闇(トコヤミ)になりまして、昼夜の間に境目が無くなりました。群神(カミガミ)は憂い惑って、手足罔措(テアシオキドコロナシ=どうしようもない)でした。全ての諸々のことを、燭(ヒ)を灯して話し合いました。高皇産霊神は八十万(ヤソロヅ)の神を天八湍河原(アメノヤセノカワラ)に集まって、謝る方法を議論しました。
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解説

物語としては古事記・日本書紀と同じ。「手足置き所なし」というのは身の置き場がないというか、同にもならんという意味なんでしょうね。で、八百万ではなく、八十万の神が天八湍河原(アメノヤセノカワラ)に集まって話し合います。この辺りはあくまで表現の違いです。
天八湍河原(アメノヤセノカワラ)は古事記・日本書紀でいうところの「天安河」。これは天八湍…たくさんの「瀬」のある川という意味の言葉が転訛して「アメノヤスカワ」になったよう。

ところで、神々が集まって話し合ったのは「謝る方法」を議論したって書いてあります。日の神が怒ったから「謝る」のですね。原因はスサノオなんですが、神々が謝る。謝って機嫌を直す方法が、宴会して踊って歌って飲んでっていう神事な訳ですが、あれって「謝る方法」なんですね。

もう一つ、高皇産靈尊がその議論を取り仕切っているようです。このネーミングと役割を考えるとどー考えても高皇産靈尊こそが本来の「天皇の先祖」と考えるのが自然に思うのですよね。ただ高皇産靈尊は議論を取り仕切る存在であって、日神(=アマテラス)に謝る側なんです。つまり日神の方が上。議論を取り仕切る天皇から、偉い「アマテラス」の子孫たる天皇への転換が古事記成立前にあった?のかなと。
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