俺の子供じゃないでしょ

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原文

故、後に木花佐久夜毘売、参出て白しけらく、「妻は妊身めるを、今産む時に臨りぬ。是の天つ神の御子は、私に産むべからず。故、請す。」とまをしき。爾に詔りたまひけらく、「佐久夜毘売、一宿にや妊める。是れ我が子には非じ。必ず国つ神の子ならむ。」とのりたまひき。

現代語訳

この後、木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)はニニギ命の所に来て言いました。

「妻である私は妊娠し、もう出産する時期になり、やって来ました。
この子は天津神の御子ですから、
個人的に産んでよいものではありません。
だから報告に来ました」

するとニニギ命は言いました。
「佐久夜毘売(サクヤヒメ)、
一晩の契りで妊娠したというのですか????
それは私の子では無いだろう。
きっと国津神の子供だろう」
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解説

あの晩からおそらくは9ヶ月かその辺り。この9ヶ月の間、ニニギとサクヤヒメは会っていなかったのか? 分かりませんが、いろいろと感情にすれ違いがあった様子。

子供が出来たと報告すると、「え、まじ? ほんとに俺の子?」と疑惑を掛けられます。ついでに「一晩で妊娠する? 嘘でしょ?」とまで。「一晩で?」と疑われるということは、あれから会ってないのでしょうね。
かなりゆるい性意識かも
ここではサクヤヒメに『前の男』がいるとしても、それ自体は問題じゃないんですね。そういうことは不義ではなくて、単に種付けのタイミングが問題になるだけなんですね。
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