サクヤヒメとニニギの契り

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サクヤヒメとニニギの契り

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原文

故爾に其の姉は甚凶醜きに因りて、見畏みて返し送りて、唯其の弟木花佐久夜毘売を留めて、一宿婚為たまひき。

現代語訳

姉の石長比売(イワナガヒメ)はひどく醜かったので、ニニギ命はその姿を見て恐れて、送り返してしまいました。

それで妹の木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)だけを残して一晩の契りを結びました。

性格・能力

ブサイクな姉、かわいい妹
姉イワナガヒメは、妹のバーターとしてニニギのところにやってきますが、「チェンジで」とばかりに追い返されてしまいます。まぁ、好みもありますし、ショウガナイでしょう。そもそも妹に惚れたのだし。

ところで、仮に「チェンジ」しなかった場合、姉・妹・ニニギの三人で契りを結んだということなんでしょうか???古代ってかなり性的に乱れてたのかなぁ――さて、これを聞いて、男は通い、女は待つもの、と考えるのは早計。古代においては女性の貞操はさほど問題にされませんでした。男が女に興味を失い、離れて行っても、女性の処女性を問題にする風潮は当時はなく、次のチャンスがしっかりとあったというのです。まぁ、女性が氏族の首長になったり、古事記成立前後は女性天皇が続く時代。もしかすると現在よりも女性の役割は強かったのかもしれません。
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