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最後の神の取り換えと天照大神が女神の理由
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まとめ
●仏では勝てないと考えた日本は新たな神を迎えることにした
●そのために天照大神を主祭神とした古事記・日本書紀を編纂した。
●女神を主祭神としたのは、新たに取り替えるかもしれないとき、キャラが被らないため。夫婦にするつもりだったとか?
●仏では勝てないと考えた日本は新たな神を迎えることにした
●そのために天照大神を主祭神とした古事記・日本書紀を編纂した。
●女神を主祭神としたのは、新たに取り替えるかもしれないとき、キャラが被らないため。夫婦にするつもりだったとか?
あくまで個人的見解ですよ
アマテラスに変更する経緯
日本は神を取り替えることで、新たな霊力を得て、新たな道を切り開くというサイクルを繰り返していました。その最後の神の取り換えが「天照大神(アマテラス)」です。
白村江の戦いでの朝鮮進出を断念
日本は562年に日本の領地だった「加羅(任那)」を新羅に滅ぼされてしまいます。そこで538年に伝わった仏教を新たな神とし、聖徳太子・推古天皇は任那の奪還を目指します。最初は成果があったようですが、結局国力をつけてきた新羅に押し負け、ついに660年に百済滅亡。663年白村江の戦いで完全に朝鮮半島への足がかりを失いました。
白村江の戦いでの朝鮮進出を断念
日本は562年に日本の領地だった「加羅(任那)」を新羅に滅ぼされてしまいます。そこで538年に伝わった仏教を新たな神とし、聖徳太子・推古天皇は任那の奪還を目指します。最初は成果があったようですが、結局国力をつけてきた新羅に押し負け、ついに660年に百済滅亡。663年白村江の戦いで完全に朝鮮半島への足がかりを失いました。
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仏では勝てない
仏教の力では新羅に勝つことは出来ませんでした。それどころか百済は滅び、中国から文化を輸入する経路が失われました。
その後、壬申の乱があり、国内も混乱します。これはもう仏教ではダメだ――と天武天皇が考えたか、それ以前からそういった考えがあったかは分かりませんが、とにかく「仏」から「天照大神」へと神を取り替えることになります。
その後、壬申の乱があり、国内も混乱します。これはもう仏教ではダメだ――と天武天皇が考えたか、それ以前からそういった考えがあったかは分かりませんが、とにかく「仏」から「天照大神」へと神を取り替えることになります。
●それで天照大神にした後、日本が朝鮮に進出したか?というと新羅本紀731年に倭人が攻めてきたという記述があります。ただし、これ以降一切なし。「倭」が「正式な日本」とは限らず、地域の氏族が個人的に出兵した可能性もないわけじゃないです。
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どうしてこんなキャラの弱いのが
天照大神が古来からの皇祖ではないことはハッキリしています。取り換えがあったのこともハッキリしています。取り替えること自体は問題ありませんが、なぜ「天照大神」だったのか??
天照大神は「ワカヒルメ」から出世した太陽神です。古事記を読み返すと大した活躍はありません。むしろスサノオに迷惑かけられっぱなし、高御産巣日神(タカミムスビ)につき従ってるくらい。しかも女神です。
太陽神は普通「男」
日本人だと太陽神は天照大神と思っているので、太陽=女という感覚が普通ですが、世界的に見ても、いや日本国内であっても「太陽神」は大抵「男」です。高御産巣日神しかり、猿田毘古神(サルタヒコ)しかり――です。
ではなぜ、天照大神なのか? 女神なのか?
天照大神は「ワカヒルメ」から出世した太陽神です。古事記を読み返すと大した活躍はありません。むしろスサノオに迷惑かけられっぱなし、高御産巣日神(タカミムスビ)につき従ってるくらい。しかも女神です。
太陽神は普通「男」
日本人だと太陽神は天照大神と思っているので、太陽=女という感覚が普通ですが、世界的に見ても、いや日本国内であっても「太陽神」は大抵「男」です。高御産巣日神しかり、猿田毘古神(サルタヒコ)しかり――です。
ではなぜ、天照大神なのか? 女神なのか?
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女神である理由
まず女神としたのは「主神」を女にしたかったから、だと思っています。普通、主祭神って「男」にするはずですよね。それをわざわざ女にしたのは、「女神」が便利だからです。
天照大神は皇祖です。
だから天照大神は今後「変更」がありません。天照大神を変更したら天皇の存在意義が無くなるからです。
つまり今後、もしかすると天照大神から更に「主祭神」を取り替えることがあったとしても、天照大神だけは無かったことに出来ません。そして今後取り替えることがあったとして、その主祭神はおそらく「男」のはずです。
天照大神は皇祖です。
だから天照大神は今後「変更」がありません。天照大神を変更したら天皇の存在意義が無くなるからです。
つまり今後、もしかすると天照大神から更に「主祭神」を取り替えることがあったとしても、天照大神だけは無かったことに出来ません。そして今後取り替えることがあったとして、その主祭神はおそらく「男」のはずです。
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天皇という制度を維持するため?
それならキャラが被らないよう女神にする。女神ならば次の主祭神と並立させてもいい。天皇という存在だけは永続させるために天照大神は女神にした、と考えています。
また、天皇という存在は神の祭祀をするもの。国を守るのはあくまで神。そのポジションを象徴するのが「天照大神という女神」だったのだと思います。
また、天皇という存在は神の祭祀をするもの。国を守るのはあくまで神。そのポジションを象徴するのが「天照大神という女神」だったのだと思います。
●もしかすると妻「天照大神」夫「別の神」という形式を想像していたのかもしれません。
●女神にした、のではなく女神を選んだ、ということです。
●女神にした、のではなく女神を選んだ、ということです。
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