墨坂神と大坂神

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崇神天皇(十)墨坂神と大坂神(日本書紀)

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原文

九年春三月甲子朔戊寅、天皇、夢有神人誨之曰「以赤盾八枚・赤矛八竿、祠墨坂神。亦以黑盾八枚・黑矛八竿、祠大坂神。」四月甲午朔己酉、依夢之教、祭墨坂神大坂神

現代語訳

崇神天皇即位9年春3月15日。崇神天皇の夢に神人(カミ)が現れて教えてくれました。
「赤盾(アカタテ)8枚。赤矛(アカホコ)8竿で墨坂神(スミサカノカミ=大和国宇陀郡宇太水分神社=奈良県宇陀郡蓁原町下井足?)に祀れ。また、黒盾(クロタテ)8枚、黒矛(クロホコ)8竿を大坂神(オオサカノカミ=大坂山口神社=奈良県北葛城郡香芝町穴虫)に祀れ」
といいました。
4月16日。夢での教えの通りに、墨坂神と大坂神を祀りました。
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解説

墨坂神と大阪神は大和の国の東西の要所。交通で大事なポイント。
この後に四道将軍を送り、領地を拡大して、天皇というか大和は発展することになるので、その前段階として要所を抑えた、という意味かと思われます。戦略という意味もありますが、当時は戦争でもなんでも『神』に伺いを立てるのが普通ですから、大事の前に神頼み、という意味も大きいかと思います。
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