タケミナカタ

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タケミナカタ

漢字・読み建御名方神
別名武南方神
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概要

オオクニヌシの子供で兄はコトシロヌシ神。オオクニヌシアマテラスから国譲りを迫られます。オオクニヌシは、自分ははっきりと答えずに、「息子たちに聞いてくれ」とはぐらかします。まず兄のコトシロヌシ神に聞くとアッサリと「OK」。コトシロヌシはのんびりと釣りを始めます。次に弟のタケミナカタ神に聞くと、国譲りを断固拒否。
神の戦い…相撲の起源
ここから高天原から派遣された「タケミカヅチ神(建御雷神=鹿島神宮の祭神で中臣氏の祖神)」とタケミナカタ神の戦いが始まります。タケミナカタは1000人がかりで動かす岩(千引岩)を片手で軽々と持ち上げる剛力ですが、タケミカヅチ神には叶わない。
手を氷にされたり、剣にされたりして、最後に放り投げられてしまい、そこで勝負あり。これで国譲りが決まってしまいます。
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物語・由来

負けキャラ??
記紀ではタケミカヅチ神に投げられて、そのまま諏訪湖のほとりで隠居を強いられてしまいます。負け犬、負けキャラ。確かにカッコ悪い。しかしこの地方に伝わる諏訪大明神絵詞(スワミョウジンエコトバ)にはかっこいい姿が描かれています。負けた~という物語は無く、この地にやってきたタケミナカタ神が暴れていた龍神などを制圧して、平和をもたらしたと書かれています。元々は諏訪地方の豪族の氏神だったのでしょうが、大和朝廷に最後まで逆らいました。ところが地方の崇敬をあつめる神をそう簡単に無視するわけにもいかない。そこで悪いイメージを植え付ける役割を与えたのが記紀の物語といわれています。
●タケミナカタの「ミナカタ」はこの土地の「水潟(ミナカタ)」とも言われます。よって元は水神だったとも。
●ミナカタは「宗像(ムナカタ)」が訛ったものという説もあります。宗像は九州の豪族。海運を行い九州から出雲、北陸までを結んでいた。諏訪には川を上って伝った????という説も。
●上記の二つの説はどちらも正しいのかもしれない。

でかい
タケミナカタは神無月であっても出雲に出向かなくていいとされる唯一の神です。理由はタケミナカタが大きすぎて動けないから。
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引用

タケミナカタ神が居ます
タケミカヅチが大国主神(オオクニヌシ神)に問いました。
「今、お前の息子の事代主神(コトシロヌシ神)が、
このように言った。
他に意見を言う子供がいるか?」

するとオオクニヌシは言いました。
「私の子に建御名方神(タケミナカタ神)が居ます。
これ以外には意見を言う子供はいません」

力比べの提案
建御名方神(タケミナカタ神)が千引の石(=千人が引いてやっと動くような大きな岩)を持って来て
「誰が私の国に来て、忍び忍び、ひそひそと話をするのか!
それならば力比べをしよう!
まず私が先に掴んでみよう!」
と言いました。

手が氷の刃と化す
タケミナカタの敗北

神社や関連する土地

歴史背景

タケミナカタが鎮座する諏訪地方は欽明天皇が大和国磯城島の金刺宮(カナサシノミヤ)で即位した頃…6世紀の初めか5世紀の終わりに大和に制圧されたと思われます。諏訪は大和朝廷にとって東国進出の重要拠点でした。タケミナカタが千引きの岩を持って登場するのは、東国進出の拠点であることから、「塞の神」の性質を持っているからと思われます。タケミナカタが古事記で破れたタケミカヅチもやはり東国進出の重要拠点の鹿島の神です。

諏訪大社の「諏訪大明神絵詞(スワダイミョウジンエコトバ)」によると、出雲や大和の影響を受ける前からタケミナカタは諏訪の神だったようです。つまり、出雲や大和は諏訪の神を自分の神話に取り込んだ、と考えた方が良さそう。

取り込まれたはずのタケミナカタが出雲のオオクニヌシの子として、高天原の刺客であるタケミカヅチと戦ったのは、こういった歴史の経緯の反映でしょう。

個人的コラム

大和との戦いに実際に敗れた
史実を単に神話としただけで、実際に出雲の氏族だったタケミナカタを主祭神としたグループが出雲から諏訪へと逃げた、ということも。
タケミナカタは元々は「武」+「宗像」で、九州の宗像地方の神だとする説があります。出雲と宗像は海運で結ばれていて、その海運ルートは日本海を通じ、越国→川を上り諏訪まで、行ったとも行かないとも。
諏訪神社は狩猟の神も混在している
諏訪神社には上社と下社があり、上社には明らかに狩猟民族の信仰があります。ミジャグジ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神といった大和の神とは雰囲気の違う神が多い。
●雰囲気が違う神様はいろんな地域に残っているので、これだけでどうこう言うのは無理ですが、参考に。

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