宇都志国玉神・顯國玉神(ウツシクニタマ神)

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ウツシクニタマ

漢字・読み宇都志国玉神・顯國玉神
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概要

まとめ
●大国主(オオクニヌシ)の別名の一つ。
●古事記では「宇都志国玉神」。
日本書紀では「顯国玉神」。

物語・由来

宇都志国玉神・顯国玉神(ウツシクニタマ神)は大国主(オオクニヌシ)の別名の一つ。古事記では「宇都志国玉神」で、日本書紀では「顯国玉神」。

名前から考えると「ウツシ」は形が現れるという意味で、ウツシクニで「形のある国」、言うなれば「現世」ということです。現世の、この世界の目に見える、この国土の「玉」、つまり魂の神格化。まぁ、国、そのものの神格化ですね。オオクニヌシと同じ意味です。
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性格・能力

并せて五つの名有り
オオクニヌシには別名がありました。
ある名は大穴牟遅神(オオナムチ神)。
ある名は葦原色許男神(アシハラシコオ神)。
ある名は八千矛神(ヤチホコ神)。
ある名は宇都志国玉神(ウツシクニタマ神)。
合わせて5つの名前がありました。

義父の叱咤激励?
「お前が持ってる生大刀・生弓矢を使って
お前の庶兄弟(腹違いの兄弟)を
坂のすそに追いつめて、
または川の瀬に追い払って、
意礼(オレ)大国主神(オオクニヌシ神)となり、宇都志国玉神(ウツシクニタマ神)となり
娘の須勢理毘売(スセリヒメ)を正妻として宇迦の山のふもとに太い柱を立てて、高い宮殿に住め。このやろう」

第八段一書(六)-1百姓は現在までその恩恵を受けています
ある書によると…
大国主神(オオクニヌシ)、別の名を大物主神(オオモノヌシ)、もしくは国作大己貴命(クニツクリシオオナムチミコト)、もしくは葦原醜男(アシハラシコオ)、もしくは八千戈神(ヤチホコノカミ)、もしくは大国玉神(オオクニタマノカミ)、もしくは顯国玉神(ウツシクニタマノカミ)といいます。オオクニヌシの子供は一百八十一神(モモハシラアマリヤソハシラアマリヒトハシラノカミ=181柱の神々)いました。

第九段本文―2反矢(カエシヤ)、畏(オソ)るべし
ところがこの天稚彦(アメノワカヒコ)も、使命をほったらかして、下界に降りると顯国玉(ウツシクニタマ=オオクニヌシ=オオナムチ)の娘の下照姫(シタテルヒメ)を娶りました。
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