体には日陰蔓や檜や杉が生え…

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ヤマタノオロチの姿形について

漢字・読みヤマタノオロチノスガタカタチニツイテ
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原文

亦其の身に蘿ち檜椙と生ひ、其の長は谿八谷岐八尾を度りて、其の腹を見れば、悉に常に血爛れたり。」とまをしき。

現代語訳

その身体は日陰かずらやヒノキや杉が生えていて、八つの谷と八つの峰に及んでいます。その腹をみると常に血が滲んでいます」
アシナヅチは答えました。
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解説

ヤマタノオロチというと、八つの頭と八つの尾が特徴だと思っていましたが、古事記を見るとそれだけじゃないんですね。なにせ八つの谷と八つの峰にわたる身体なのですから、相当に大きい。しかも身体にはヒノキだ杉だと生えていて、腹は血だらけ。これだけキャラ立ちした怪物はなかなかいません。
ヤマタノオロチは水害の象徴?
ヤマタノオロチは出雲の河川が氾濫する様子とそれを治水によって治めた「スサノオ」の物語なのかもしれません。いずれ、出雲の河川に古代の「治水」跡が見つかるのかもしれません。
さてヤマタノオロチの腹が血まみれなのは、この地域で「鉄(=酸化鉄)」の生産があったからではないかとも言われています。

個人的コラム

日本書紀でのオロチの表現
日本書紀でも「山八つ谷八つ」(第八段本文-2酒造り・オロチ・草薙の剣)だったり、「脇に山がある」(第八段一書(三)大蛇の頭には石や松があり、両脇には山があり)と、すさまじい大きさです。
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