香余理比売命(カゴヨリヒメ)

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香余理比売命

投稿日時:2017-09-14 22:26:28
漢字・読みカゴヨリヒメ
別名麛依姫皇女
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香余理比売命(カゴヨリヒメ)

香余理比売命(カゴヨリヒメ)は古事記に登場する人物名。日本書紀では麛依姫皇女(カゴヨリヒメノヒメミコ)と同一人物だとされます。ただし古事記ではその出自が「景行天皇と妾の間の子」であるのに対して、日本書紀では「景行天皇と八坂入媛の子」と母親が明らかに違う。古事記には別に八尺之入日売命が存在するので、妾と八尺之入日売命(=八坂入媛)が同一人物ということないのは間違いない。
香余理比売命自身の配偶者と子孫の記述は古事記にも日本書紀にもないです。
名前で考える
カゴヨリのカゴはおそらくは「籠(カゴ)」ってこと。籠は竹で出来ていて、のちの時代に残りにくいのですが、籠は多くのものを持ち運ぶことができるので、便利です。便利なものは日本では「霊威」のあるものという認識になる。カゴヨリヒメはその籠の神格化だと思われます。
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出自

古事記によると
大帯日子淤斯呂和気命景行天皇

沼名木郎女(ヌナキノイラツメ)
香余理比売命(カゴヨリヒメ)
若木之入日子王(ワカキノイリヒコ)
吉備之兄日子王(キビノエヒコ)
高木比売命(タカキヒメ)
弟比売命(オトヒメ)


日本書紀によると
景行天皇
八坂入媛
稚足彦天皇(ワカタラシヒコノスメラミコト=成務天皇
五百城入彦皇子(イホキイリビコノミコ)
忍之別皇子(オシノワケノミコ)
稚倭根子皇子(ワカヤマトネコノミコ)…異伝では景行天皇と播磨稻日大郎姫の子供…ヤマトタケルの弟として書かれている。
大酢別皇子(オオスワケノミコ)
渟熨斗皇女(ヌノシノヒメミコ)
渟名城皇女(ヌナキノヒメミコ)
五百城入姫皇女(イホキイリビメノミコ)
麛依姫皇女(カゴヨリヒメノヒメミコ)
五十狹城入彦皇子(イサキイリビコノミコ)
吉備兄彦皇子(キビノエヒコノミコ)
高城入姫皇女(タカキイリビメノヒメミコ)応神天皇の妃に
弟姫皇女(オトヒメノヒメミコ)応神天皇の妃に


配偶者・子孫の記述はなし
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引用

古事記からの引用
景行天皇の皇后と皇子
また別の妻の生んだ子供は、
沼名木郎女(ヌナキノイラツメ)
香余理比売命(カゴヨリヒメ)
若木之入日子王(ワカキノイリヒコ)
吉備之兄日子王(キビノエヒコ)
高木比売命(タカキヒメ)
弟比売命(オトヒメ)

日本書紀からの引用
景行天皇(五)妃達とその皇子と皇女
第一子は稚足彦天皇(ワカタラシヒコノスメラミコト=成務天皇)
第二子は五百城入彦皇子(イホキイリビコノミコ)
第三子は忍之別皇子(オシノワケノミコ)
第四子は稚倭根子皇子(ワカヤマトネコノミコ)
第五子は大酢別皇子(オオスワケノミコ)
第六子は渟熨斗皇女(ヌノシノヒメミコ)
第七子は渟名城皇女(ヌナキノヒメミコ)
第八子は五百城入姫皇女(イホキイリビメノミコ)
第九子は麛依姫皇女(カゴヨリヒメノヒメミコ)
第十子は五十狹城入彦皇子(イサキイリビコノミコ)
第十一子は吉備兄彦皇子(キビノエヒコノミコ)
第十二子は高城入姫皇女(タカキイリビメノヒメミコ)
第十三子は弟姫皇女(オトヒメノヒメミコ)
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