布多遅比売(フタジヒメ)

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布多遅比売

投稿日時:2017-12-15 16:21:17
漢字・読みフタジヒメ
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布多遅比売(フタジヒメ)

まとめ
ヤマトタケルの妃の一人。
●子供が稲依別王(イナヨリワケ)。
●親が近江の安国造(ヤスノクニノミヤツコ)の祖先の、意富多牟和気(オオタムワケ)。
●古事記にはヤマトタケルの妃の中に垂仁天皇の皇女の「布多遅能伊理毘売命(フタジノイリビメ)」という女性がいて、仲哀天皇を生んでいる。名前がよく似ている。
日本書紀には垂仁天皇の皇女の「兩道入姫皇女(フタジノイリビメノヒメミコ)が、稻依別王(イナヨリワケノミコ)と仲哀天皇を生んでいる。

物語・由来

布多遅比売(フタジヒメ)は古事記に登場する人物名。近江の安国造(ヤスノクニノミヤツコ)の祖先の、意富多牟和気(オオタムワケ)の娘。女性。ヤマトタケルの妃の一人。ヤマトタケルとの子供が稲依別王(イナヨリワケ)。

日本書紀では名前の響きでいうと「兩道入姫皇女(フタジノイリビメノヒメミコ)」が見られるが、兩道入姫皇女(フタジノイリビメノヒメミコ)は垂仁天皇の皇女で、出自が全く違う。しかし、稻依別王(イナヨリワケノミコ)を生んでいて、どー考えても同一人物。
●古事記には布多遅比売とは別に垂仁天皇の皇女の「布多遅能伊理毘売命(フタジノイリビメ)」というヤマトタケルの妃がいて、仲哀天皇を生んでいる。


つまり日本書紀の兩道入姫皇女(フタジノイリビメノヒメミコ)が、古事記では布多遅能伊理毘売命(フタジノイリビメ)と布多遅比売(フタジヒメ)で分割されているというか、日本書紀で二人が統合されたのか、しているってことです。
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名前から考える

名前の由来は不明。日本書紀に「両道」という字が当てられているので、道の神ではないかと思いますが、なんとも。

引用

古事記からの引用
ヤマトタケルの子孫・系譜
近江の安国造(ヤスノクニノミヤツコ)の祖先の、意富多牟和気(オオタムワケ)の娘の布多遅比売(フタジヒメ)を娶って生んだ子が稲依別王(イナヨリワケ)です。


日本書紀からの引用
景行天皇(四十五)日本武尊の妃と子女
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は兩道入姫皇女(フタジノイリビメノヒメミコ=垂仁天皇の皇女)を娶って妃として、稻依別王(イナヨリワケノミコ)を生みました。次に足仲彦天皇(タラシナカツヒコノスメラミコト=仲哀天皇)、布忍入姫命(ヌノシイリビメノミコト)、稚武王(ワカタケノミコ)です。
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