古語拾遺30 孝徳天皇

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古語拾遺30 孝徳天皇

投稿日時:2019-09-02 19:00:13
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原文

至于難波長柄豊前朝 白鳳四年 以小花下 諱 齋部首作賀斯 拜祠官頭 令掌叙王族宮内禮儀婚姻卜筮 夏冬二季御卜之式 始起此時 作斯之胤 不繼其職 陵遅衰微以至今

現代語訳

難波(ナニワ)の長柄(ナガラ)の豊前(トヨサキ)の朝廷の時代になりました。白鳳(ビャクホウ)4年に小花下(ショウカノゲ)諱斎部首作賀斯(イミベノオビトサカシ)を祠官頭(カムヅカサノカミ=神官の頭)に拝命して、王族・宮内の礼儀(ミヤマイ)・婚礼(トツギ)・卜筮(ウラ=占い)のことを掌り、受け継いでいきました。夏・冬の二つの季節の御卜の儀式は、この時に始まりました。作斯(サカシ)の子孫はその職を受け継がず、廃れて衰えて現在に至ります。
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解説

白鳳
ここでの白鳳は孝徳天皇の時代に始まった「年号」で650年から654年を指す「白雉」のこと。よって白鳳4年で「653年」。ちなみに日本で最初の年号は「大化」で645年から650年を指す。

小花下諱斎部首作賀斯
小花下は位のこと。上から10番目の位になる。
斎部首は氏族の名前。斎部に諱がついているのは「諱部」でも「斎部」でもよかったからではないかと思われる。この時代は名前の漢字は当て字に近く、音が一番でニュアンスは二番目に来る。この辺りは日本人の「言霊信仰」からきている。
作賀斯が個人名になる。次に表記されるときは「作斯(サカシ)」となっている。写し間違いかもしれないが、表記にブレがあるのはよくあることなのであまり気にしない。

御卜の儀式
延喜式などには6月と12月に中臣氏と斎部氏が卜部を統率して9日間もの間、占いをする儀式が書かれている。このことだと思われる。
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