日本人の遺伝子の起源について Y染色体ハプロタイプの簡易一覧

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日本人の遺伝子の起源について Y染色体ハプロタイプの簡易一覧

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概要

注意事項
Y染色体ハプロタイプはY遺伝子を分類したもの。これは父親から息子に伝えられるもので、娘には当然伝わらない。

Y遺伝子ハプロタイプは民族の歴史、というよりはその民族が「誰に支配されてきたか?」という傷跡といってもいい。よって征服者のDNAが色濃く反映される。

遺伝子の解析が始まったのは1990年で、この遺伝子解析だけで、人の流れを推測するのは無理。現在の遺伝子が古代でも同様の分布だった、ということはありえない。
●日本は他の国から侵略を受けていないので遺伝子の割合に多少しか変化が無いが、他の国はそうではない。
●外国との割合の比較の中で、人の流れを推測するもので、このY遺伝子ハプロタイプには落とし穴が多い。
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Y染色体ハプロタイプの割合

C1C3D1D2D3NO1O2aO2b1O2b*O3
日本23039013125816
韓国09040441121745
朝鮮1163003638
中国(華北)520066
ベトナム4363614041
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O2b1とO2b*

O2b1とO2b*について
O2b1とO2b*は同じO2bグループの仲間ですが、両者はどちらかから生まれたのではありません。兄弟みたいなものです。
O2bとO2b*は違います。前者はブループ全体。O2b*はその下部グループです。

O2bは弥生人とされ、中国長江が発生。分化はおそらく6300年前。O2b1の発生はベトナムか東南アジアと推測される。それは遺伝子のバラつきから推測されたもので、日本や朝鮮で発生したのでは時間が足りない。
●O2b1が東南アジアで割合が少なくO3が多いのは中国の進出の歴史が大きい。よってO2b1の割合が少ないから東南アジアが発生地域ではないという理屈は反論にならない

O2b1はほぼ日本独自のタイプ。日本と日本の移民先でしか見られない。インドネシアやベトナムに残るO2b1も第二次大戦中に進駐したせい?という意見もあるが、それならベトナムでD2が出ないとおかしい。また他の地域でも同様にD2が出ないとつじつまが合わない。
●ベトナムへは戦国時代に日本人が移住している。その影響の可能性もあるがこれもD2が出ないので同様に通らない。

O2b1とD2は実質ほぼ日本固有のDNA。韓国でも多少居る。これも朝鮮併合中に広がったする人もいるが、いくらなんでもそれは無理。日本人のO2b1の割合は25%。4人に一人しかいない。韓国人のO2b1の12%で約半分。となると、日本が併合した36年間で朝鮮人の二人に一人が日本人の混血でないと説明がつかない。もともと北朝鮮にO2b1が居ないのでこの仮説はありえない。元々O2b1は居たのだろう。

O3について

O3は一言でいえば「漢民族」の遺伝子。朝鮮半島はどう考えても中国による支配が色濃く残っている。東南アジアでも同様。日本ではO2b系とO3は「弥生人」とされます。
●朝鮮半島の支配者層はO3。というか全体の割合から見るとほとんど中国人。
●朝鮮半島のO3が日本でいうところの「弥生人」なのか、その後の中国支配の中で入ってきたものなのか、それともその両方なのか、分からない。
●日本は外国の侵略を受けていない特殊な国(もちろん全く入っていないのではなく全体からみると割合は少ないということ)です。日本のO3はおそらく弥生人に含まれていた人間のこと。

Y遺伝子ハプロタイプは父親の遺伝子のことで、支配者のDNAが残る。O3が色濃く残るのは中国人が現地の女性を孕ませたから。反対に女性が他の地域に移動することは少ない。
●なのでその土地に昔から住んでいる人間の割合は女性から娘に受け継がれるミトコンドリアハプロタイプを調べる。

その他のタイプ

D2
おそらくチベット当たりで生まれたDが日本に来るまでに分化したもの。日本以外にはほとんど見られない。縄文人のDNAとされます。
●チベットあたりで生まれた、と書きましたが、Dの一派がチベットに着いただけ、という可能性も高い。
●昔は稲作を持ち込んだ弥生人が縄文人を支配した、という構図でしたが、縄文人が稲作をやっていたことがハッキリし、支配者であるはずの弥生人のハプロタイプが少ないことから、両者は共存したと推測されます。

C
日本に伝わったCはC3aとC1a。中東か南アジアで発生し、シベリア経由で日本にナウマンゾウを追ってきたとか来ないとか。貝文土器を伝えた。ネイティブアメリカン(昔でいうところのインディアン)と似ている?
日本にはほとんど居ないC3cはいわゆるモンゴル人。ハッキリ言えば「ジンギスカン」の遺伝子。

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