雄略天皇(日本書紀)

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雄略天皇(日本書紀)

投稿:2015年06月02日 更新:2015年06月02日

要約

安康天皇即位3年8月 安康天皇が皇后の連れ子の眉輪王に殺される。雄略天皇が八釣白彦皇子を殺害。坂合黒彦皇子は眉輪王を円大臣の家に逃がす。雄略天皇は円大臣の家を取り囲み、命乞いをした円大臣、逃げ込んだ坂合黒彦皇子・眉輪王を焼き殺す。
安康天皇即位3年10月 安康天皇が後継にと考えていた市辺押磐皇子を蛟屋野へと狩りに誘って、皇子の従者共々殺害。市辺押磐皇子の兄弟の御馬皇子も殺害。
安康天皇即位3年11月 泊瀬の朝倉に壇を設けて天皇位に。
雄略天皇即位1年3月 草香幡梭姬皇女を皇后に。春日和珥臣深目の娘の童女君と一晩で7回して妊娠させる。雄略天皇は疑うが物部目大連に諭されて、子供を認知する。
即位2年7月 天皇の妃となる予定だった百済の池津媛が石川楯と姦淫した。二人を焼き殺す。
即位2年10月 吉野宮へ行幸。狩りをする。「ナマスは自分で作るとの料理人に作らせるのとどっちが楽しいか?」と尋ねても答えないので御者大津馬飼を殺害。皇太后が膳臣長野を献上する。天皇が喜んだので菟田御戸部・眞鋒田高天も加えて献上した。大倭國造吾子籠宿禰は狹穗子鳥別を献上して、宍人部とした。
史戸・河上舍人部を設置。大悪天皇と言われる。
即位3年4月 阿閉臣国見が「廬城部連武彦は栲幡皇女(雄略天皇の娘)を犯し、妊娠した」と悪口を言ったために、恐れて武彦の父の枳莒喩が武彦を殺害。栲幡皇女が自殺。妊娠していないことがハッキリする。雄略天皇は阿閉臣国見を殺そうとするが、阿閉臣国見は石上神宮に逃げる。
即位4年2月 葛城山で狩り。一事主神と会う。
即位4年8月 吉野宮へ行幸し、狩り。虻をトンボが食べたのを見て歌を歌う。
即位5年2月 葛城山で狩り。猪が飛び出してきて舎人が追い詰められる。猪は天皇を襲いに来たが、天皇は猪を瞬殺。情けない舎人を殺そうとするが、皇后に止められる。
即位5年4月 百済の王の加須利君が弟に自分の愛人を与えて日本に送るが、来日途中で出産したので、その子を百済に送り返す。その子が武寧王。
即位6年2月 雄略天皇が泊瀬の小野の山を褒めた歌を歌う。
即位6年3月 蚕の儀式をしようと蜾蠃に蚕を集めさせるが、蜾蠃はえい児を天皇に献上したので、えい児を与えて少子部連とした。
即位6年4月 呉に使者を派遣。貢ぎ物を献上。
即位7年7月 少子部連蜾蠃に命じて三諸丘の神を捉えるが、捕らえた蛇神と、穢れた体で対面したために、蛇神が光り、天皇は殿中に逃げる。蛇は雷という名前をつけられる。
即位7年8月 吉備弓削部虛空の密告で吉備下道臣前津屋が、少女や鶏を使った無礼な遊びに興じていると述べる。物部に命じて前津屋の一族を皆殺しに。吉備上道臣田狹が自分の妻を自慢しているのを聞いて、雄略天皇が愛人にする。田狹は新羅へ。田狹の弟の吉備海部直赤尾に命じて新羅を征伐させる。また朝鮮の技術者を呼び寄せる。田狹が弟に日本に謀反を起こすように誘うが、妻の樟媛が夫の赤尾を殺害して止める。赤尾の代わりに日鷹吉士堅磐固安錢を派遣。
即位8年2月 身狭村主青と檜隈民使博德を呉に派遣。新羅と高麗が接近するが、高麗が新羅を狙っていると分かって、新羅国内の高麗人を殺す。怒った高麗に攻められて日本に助けを求める。任那は膳臣斑鳩・吉備臣小梨・難波吉士赤目子を新羅救援に派遣。高麗を伏兵で倒す。
即位9年2月 凡河内直香賜と采女に胸方神を祀らせるが、采女を犯してしまう。難波日鷹吉士を派遣して凡河内直香賜を誅殺しようとするが失敗。弓削連豐穗に探させて、捕らえて誅殺。雄略天皇は新羅を征伐しようとするが神が止める。臣下に新羅征伐を命ずる。紀小弓宿禰は妻が病気で自分を世話するものがいないと申し出ると、吉備上道采女大海に世話をさせる。新羅が日本に大敗する。大伴談連・紀岡前来目連が死亡。津麻呂が談連の後を追って自殺。紀小弓宿禰が病死。
即位9年5月 紀大磐宿禰が新羅に行って軍を掌握する。小鹿火宿禰がそれを恨む。讒言によって韓子宿禰と大磐宿禰が仲たがいする。韓子宿禰が大磐宿禰を殺そうとするが逆に殺される。采女大海が紀小弓宿禰を葬る土地を求める。小鹿火宿禰は大伴大連に八咫鏡を献上して角国に留まる。
即位9年7月 河内国の田辺史伯孫の馬と埴輪の話。
即位10年9月 身狭村主青が呉からガチョウを持って帰るが筑紫で水間君の犬に食べられる。水間君は強くなって養鳥人を献上する。
即位11年5月 白い鵜が見つかる。川瀬舎人を置く。
即位11年7月 百済から貴信が来て帰化する。
即位11年10月 菟田の犬に噛まれて鳥官の禽が死亡。天皇は怒って顔に刺青を入れて鳥養部とした。信濃・武蔵の役人に集めさせて、鳥養部とした。
即位12年4月 身狭村主青と檜隈民使博德を呉に派遣。
即位12年10月 木工鬪鶏御田に命じて楼閣を立てる。御田を見ていた采女がつまづいた。それを雄略天皇が「犯した」と疑って御田を処刑しようとする。秦酒公が琴の音色で諭す。
即位13年3月 狹穗彥の玄孫の歯田根命が山辺小嶋子を犯す。物部目大連に調べさせる。歯田根命は馬8匹、太刀8口で罪を祓う。
即位13年8月 播磨国の文石小麻呂を春日小野臣大樹に征伐させる。文石小麻呂は馬のような大きさの犬だった。
即位13年9月 韋那部真根が斧で正確に仕事をすると聞いて、目の前に裸の采女に相撲を取らせて仕事をさせると指を怪我した。雄略天皇が処刑しようとすると、仕事仲間が真根の死を惜しむ歌を歌うと、雄略天皇は許した。
即位14年1月 身狭村主青が帰国。技術者を連れ帰る。呉の使者のための道を作る。
即位14年4月 根使主に呉人をもてなさせる。根使主が身につけていたアクセサリーが死んだ大草香皇子が結納品として用意したものだと判明。根使主は誅殺される。根使主の子の小根使主は天皇の城は硬くないと批判して、誅殺される
即位15年 秦の民を臣下に分散させていたが、本来、統率するはずの秦造である秦酒公に預けるようになった。
即位16年7月 桑を各国に植えさせる。秦の民に絹を献上させる。
即位17年3月 土師連に食事の器を献上させる。
即位18年8月 物部菟代宿禰・物部目連に伊勢の朝日郎を征伐させる。物部大斧手の活躍によって朝日郎を誅殺。菟代宿禰は活躍できなかったので、猪使部を没収されて物部目連に与えられる。
即位19年3月 穴穂部を設置。
即位20年 高麗が百済を滅ぼす。
即位21年3月 久麻那利を汶洲王に与えて百済を再興する。
即位22年1月 白髪皇子(=清寧天皇)を皇太子に。
即位22年7月 丹波国の余社郡の管川の瑞江浦嶋子(=浦島太郎)の物語。
即位23年4月 百済の文斤王(=汶洲王)が死亡。東城王を即位させる。
即位23年7月 雄略天皇が病気になり、職務を皇太子に委ねる。
即位23年8月 雄略天皇は崩御。吉備で蝦夷が反乱。

「雄略天皇(日本書紀)」のページ一覧

Page1 雄略天皇(一)出生と眉輪王による穴穂天皇の暗殺
Page2 雄略天皇(二)大泊瀬皇子は八釣白彥皇子を殺害
Page3 雄略天皇(三)黒彦皇子と眉輪王は円大臣の家に逃げ込む
黒彦皇子と眉輪王は円大臣の家に逃げ込む
Page4 雄略天皇(四)韓媛の献上を拒否し、家を焼いて殺す
韓媛の献上を拒否し、家を焼いて殺す
Page5 雄略天皇(五)近江の来田綿での市辺押磐皇子の暗殺
近江の来田綿での市辺押磐皇子の暗殺
Page6 雄略天皇(六)御馬皇子は三輪君身狹を頼る
御馬皇子は三輪君身狹を頼る
Page7 雄略天皇(七)泊瀬の朝倉で天皇位に
泊瀬の朝倉で天皇位に
Page8 雄略天皇(八)皇后と妃と子息子女
Page9 雄略天皇(九)童女君が妃に召された経緯
童女君が妃に召された経緯
Page10 雄略天皇(十)池津媛と石川楯の姦淫と蓋鹵王
池津媛と石川楯の姦淫と蓋鹵王
Page11 雄略天皇(十一)吉野宮の御馬瀬の猟での御者大津馬飼の殺害
Page12 雄略天皇(十二)宍人部・膳臣長野は宍膾を上手に作る
Page13 雄略天皇(十三)大悪天皇が寵愛した青と博徳
Page14 雄略天皇(十四)阿閉臣国見の讒言により栲幡皇女が自殺
阿閉臣国見の讒言により栲幡皇女が自殺
Page15 雄略天皇(十五)葛城山の一事主之神
葛城山の一事主之神
Page16 雄略天皇(十六)トンボが虻を食べて飛び去る歌
トンボが虻を食べて飛び去る歌
Page17 雄略天皇(十七)葛城山で狡獵で猪に追われ舎人は榛の樹に登る
葛城山で狡獵で猪に追われ舎人は榛の樹に登る
Page18 雄略天皇(十八)加須利君は軍君を日本に派遣する
加須利君は軍君を日本に派遣する
Page19 雄略天皇(十九)泊瀬の山は あやにうら麗し
泊瀬の山は あやにうら麗し
Page20 雄略天皇(二十)蚕の事・蜾蠃は誤解して嬰児を集める
蚕の事・蜾蠃は誤解して嬰児を集める
Page21 雄略天皇(二十一)三諸丘の大蛇と少子部連蜾蠃と雷
三諸丘の大蛇と少子部連蜾蠃と雷
Page22 雄略天皇(二十二)吉備下道臣前津屋の反逆
吉備下道臣前津屋の反逆
Page23 雄略天皇(二十三)田狭の妻の稚媛の美しさ
田狭の妻の稚媛の美しさ
Page24 雄略天皇(二十四)弟君と吉備海部直赤尾の新羅行き
弟君と吉備海部直赤尾の新羅行き
Page25 雄略天皇(二十五)田狭臣の説得と弟君の謀叛と樟媛の忠
田狭臣の説得と弟君の謀叛と樟媛の忠
Page26 雄略天皇(二十六)日鷹吉士堅磐固安錢が連れ帰った工人
日鷹吉士堅磐固安錢が連れ帰った工人
Page27 雄略天皇(二十七)青と博徳を呉国へ。高麗の軍士と新羅の典馬の会話
青と博徳を呉国へ。高麗の軍士と新羅の典馬の会話
Page28 雄略天皇(二十八)雄鶏を殺せ…高麗の新羅征伐に怯える王
雄鶏を殺せ…高麗の新羅征伐に怯える王
Page29 雄略天皇(二十九)吉備臣小梨と難波吉士赤目子の奇策と新羅と高麗の恨み
吉備臣小梨と難波吉士赤目子の奇策と新羅と高麗の恨み
Page30 雄略天皇(三十)凡河内直香賜は胸方で采女を犯す
凡河内直香賜は胸方で采女を犯す
Page31 雄略天皇(三十一)紀小弓宿禰・蘇我韓子宿禰・大伴談連・小鹿火宿禰を新羅へ
紀小弓宿禰・蘇我韓子宿禰・大伴談連・小鹿火宿禰を新羅へ
Page32 雄略天皇(三十二)吉備上道采女大海を世話役としてつける
吉備上道采女大海を世話役としてつける
Page33 雄略天皇(三十三)談連の従者の津麻呂の忠義
談連の従者の津麻呂の忠義
Page34 雄略天皇(三十四)大磐宿禰の専横と韓子宿禰の死
大磐宿禰の専横と韓子宿禰の死
Page35 雄略天皇(三十五)采女大海は小弓宿禰の埋葬地に悩む
采女大海は小弓宿禰の埋葬地に悩む
Page36 雄略天皇(三十六)角臣の始まり
Page37 雄略天皇(三十七)伯孫は赤毛の馬と葦毛の馬を交換する(土馬の起源)
伯孫は赤毛の馬と葦毛の馬を交換する(土馬の起源)
Page38 雄略天皇(三十八)呉国からのガチョウを水間君の犬が噛み殺す
呉国からのガチョウを水間君の犬が噛み殺す
Page39 雄略天皇(三十九)白い鸕鷀がいたから川瀬舎人を置く
白い鸕鷀がいたから川瀬舎人を置く
Page40 雄略天皇(四十)呉国出身の貴信の子孫が琴彈壃手屋形麻呂
呉国出身の貴信の子孫が琴彈壃手屋形麻呂
Page41 雄略天皇(四十一)直丁の批判から鳥養部が設置される
直丁の批判から鳥養部が設置される
Page42 雄略天皇(四十二)木工鬪鶏御田の冤罪と秦酒公の琴の声
木工鬪鶏御田の冤罪と秦酒公の琴の声
Page43 雄略天皇(四十三)歯田根命は山辺小嶋子と姦通し罪を問われる
歯田根命は山辺小嶋子と姦通し罪を問われる
Page44 雄略天皇(四十四)御井隈の文石小麻呂を春日小野臣大樹が退治する
御井隈の文石小麻呂を春日小野臣大樹が退治する
Page45 雄略天皇(四十五)韋那部真根は采女の相撲に気を取られ、刃を傷つけた
韋那部真根は采女の相撲に気を取られ、刃を傷つけた
Page46 雄略天皇(四十六)漢織・吳織と衣縫の兄媛・弟媛は住吉津に泊まる
漢織・吳織と衣縫の兄媛・弟媛は住吉津に泊まる
Page47 雄略天皇(四十七)根使主の玉縵と罪の露呈
根使主の玉縵と罪の露呈
Page48 雄略天皇(四十八)根使主の子孫を皇后と茅渟県主と難波吉士日香々に与える
根使主の子孫を皇后と茅渟県主と難波吉士日香々に与える
Page49 雄略天皇(四十九)秦造が禹豆麻佐となった理由
秦造が禹豆麻佐となった理由
Page50 雄略天皇(五十)秦の民を桑栽培のために散らす
秦の民を桑栽培のために散らす
Page51 雄略天皇(五十一)朝夕の御膳を盛る清器と土師連の祖先の吾笥
朝夕の御膳を盛る清器と土師連の祖先の吾笥
Page52 雄略天皇(五十二)物部菟代宿禰・目連・大斧手による伊勢の朝日郎の征伐
物部菟代宿禰・目連・大斧手による伊勢の朝日郎の征伐
Page53 雄略天皇(五十三)讃岐田虫別の言葉と猪使部
讃岐田虫別の言葉と猪使部
Page54 雄略天皇(五十四)475年高麗は百済を攻め滅ぼす
475年高麗は百済を攻め滅ぼす
Page55 雄略天皇(五十五)久麻那利を汶洲王に与えて百済を再興
久麻那利を汶洲王に与えて百済を再興
Page56 雄略天皇(五十六)浦嶋子は大亀の女に従って蓬莱山へ
浦嶋子は大亀の女に従って蓬莱山へ
Page57 雄略天皇(五十七)昆支王の子の末多王は東城王に
昆支王の子の末多王は東城王に
Page58 雄略天皇(五十八)大伴室屋大連と東漢掬直への遺言
大伴室屋大連と東漢掬直への遺言
Page59 雄略天皇(五十九)星川王の危険性
星川王の危険性
Page60 雄略天皇(六十)尾代は弓で蝦夷を射殺す
尾代は弓で蝦夷を射殺す