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カミオオイチヒメ
漢字・読み | 神大市姫神 |
別名 | 大市比売命 |
概要
物語・由来
山の神のオオヤマヅミの娘
オオヤマヅミ神の娘であり、スサノオと結ばれてオオトシ神(大歳・大年神)とウカノミタマ神を産んだ女神。
市の価値
古代でも市場が設けられました。市場といっても、セリがあるのではなくて、ようは物々交換の場です。山の産物と里の産物、ほかにも海の物、もしくは船で運ばれてきた外国の物。これらが交換されます。物品のほとんどが、自然の産物であり神の贈り物。そこで市では神が祀られ、巫女が儀式を行いました。つまり「市」とは神の管理する場なのです。市場があるからこそ、多くの人が自分の仕事に専従できるのです。どんなに腕のいい漁師でも、魚だけ食べて生活は出来ません。米、野菜、土器、調味料、服、履物…様々なものを「交換できる」からこそ、自分の仕事に没頭できる。つまり市場は社会の「インフラ」です。市場がなければ、自分で米・野菜を作り、土器作りや裁縫もしないといけない。これじゃ自分の仕事が半端になります。市場は単に便利なものではなく「必須」なんです。そりゃ神格化しますよね。
カミオオイチヒメ神はその市場の巫女をモデルとして神格化した女神です。といっても全国共通の市の女神というわけではなく、市ごとに別々の神が祀られていました。カミオオイチヒメはその中で有名どころとして記紀に登場しました。
市の神はいろいろ
市に祀られた神は、他にも大黒様(=オオクニヌシ)、エビス様(=ヒルコ、コトシロヌシ、スクナヒコナ)、イチキシマヒメ(市寸嶋比売命=宗像三女神・弁財天)、ウカノミタマ(宇迦之御魂神=お稲荷さん)、オオミヤノメ神(大宮能売神)と、日本神話に詳しくなくても聞いたことのある名前が並びます。どっちかというとカミオオイチヒメ神の方がマイナー。ただカミオオイチヒメ神とオオミヤノメ神以外は市の神ではなく、穀物神だったり福の神だったりと別の側面を持っています。
オオヤマヅミ神の娘であり、スサノオと結ばれてオオトシ神(大歳・大年神)とウカノミタマ神を産んだ女神。
市の価値
古代でも市場が設けられました。市場といっても、セリがあるのではなくて、ようは物々交換の場です。山の産物と里の産物、ほかにも海の物、もしくは船で運ばれてきた外国の物。これらが交換されます。物品のほとんどが、自然の産物であり神の贈り物。そこで市では神が祀られ、巫女が儀式を行いました。つまり「市」とは神の管理する場なのです。市場があるからこそ、多くの人が自分の仕事に専従できるのです。どんなに腕のいい漁師でも、魚だけ食べて生活は出来ません。米、野菜、土器、調味料、服、履物…様々なものを「交換できる」からこそ、自分の仕事に没頭できる。つまり市場は社会の「インフラ」です。市場がなければ、自分で米・野菜を作り、土器作りや裁縫もしないといけない。これじゃ自分の仕事が半端になります。市場は単に便利なものではなく「必須」なんです。そりゃ神格化しますよね。
カミオオイチヒメ神はその市場の巫女をモデルとして神格化した女神です。といっても全国共通の市の女神というわけではなく、市ごとに別々の神が祀られていました。カミオオイチヒメはその中で有名どころとして記紀に登場しました。
市の神はいろいろ
市に祀られた神は、他にも大黒様(=オオクニヌシ)、エビス様(=ヒルコ、コトシロヌシ、スクナヒコナ)、イチキシマヒメ(市寸嶋比売命=宗像三女神・弁財天)、ウカノミタマ(宇迦之御魂神=お稲荷さん)、オオミヤノメ神(大宮能売神)と、日本神話に詳しくなくても聞いたことのある名前が並びます。どっちかというとカミオオイチヒメ神の方がマイナー。ただカミオオイチヒメ神とオオミヤノメ神以外は市の神ではなく、穀物神だったり福の神だったりと別の側面を持っています。
●市場は寺社が管理していました。この既得権益を破壊したのが織田信長の「楽市楽座」です。
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引用
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