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フツノミタマ
漢字・読み | 布都御魂 |
概要
古事記では布都御魂(フツノミタマ)。
日本書紀では韴靈(フツノミタマ)。
物語
フツは剣を振ると出る音のこと。
何かを切る音とも。
「フツ」は刀剣の神の名前とされます。
フツノミタマは「フツという音の魂」という意味。
しかし、なぜ「音」を特別視したのか。
「物を切る」ことが特別な作業だと考えたのであれば「フツ」ではなく別の表現があって然るべきではないか。「切る神」でもいいでしょう。そうではなく「フツ」に着目したのは、刀剣を降った時に出る音が「魔を払う」と言う感覚があったからではないでしょうか。実際、布都御魂(フツノミタマ)が登場する場面というのが、まさにそう言うシーンなんです。
日本書紀では韴靈(フツノミタマ)。
物語
フツは剣を振ると出る音のこと。
何かを切る音とも。
「フツ」は刀剣の神の名前とされます。
フツノミタマは「フツという音の魂」という意味。
しかし、なぜ「音」を特別視したのか。
「物を切る」ことが特別な作業だと考えたのであれば「フツ」ではなく別の表現があって然るべきではないか。「切る神」でもいいでしょう。そうではなく「フツ」に着目したのは、刀剣を降った時に出る音が「魔を払う」と言う感覚があったからではないでしょうか。実際、布都御魂(フツノミタマ)が登場する場面というのが、まさにそう言うシーンなんです。
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解説
神武天皇一行が畿内の熊野にたどり着いたとき、神の毒に触れて一行全員が意識を失いました。そのとき、熊野の高倉下(タカクラジ)が持って来た剣を、神武天皇が振ると全員が意識を取り戻したのです。
まぁ、フツノミタマというのは剣というよりは、宗教儀式に使う「魔を払う道具」という評価だったと考える方が自然に思います。
まぁ、フツノミタマというのは剣というよりは、宗教儀式に使う「魔を払う道具」という評価だったと考える方が自然に思います。
古事記からの引用
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日本書紀から引用
六月乙未朔丁巳(二)高倉下の夢
武甕雷神(タケミカヅチ)は高倉に言いました。
「わたしのこの剣は名付けて韴靈(フツノミタマ)と言う。
今、この剣をお前の蔵の中に置いておく。
これを受け取って天孫に献上しなさい」
韴靈は赴屠能瀰哆磨(フツノミタマ)といいます。
「わたしのこの剣は名付けて韴靈(フツノミタマ)と言う。
今、この剣をお前の蔵の中に置いておく。
これを受け取って天孫に献上しなさい」
韴靈は赴屠能瀰哆磨(フツノミタマ)といいます。
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