古事記一覧 正妻スセリヒメへの別れ歌ぬばたまの 黒く御衣を まつぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 はたたぎも これは適さず 辺つ波 … スセリヒメが酒をたむけて歌を歌うとうたひたまひき。爾に其の后、大御酒坏を取り、立ち依り指挙げて歌ひたまひけらく、とヤチホコ神は歌い… あなた以外に男は居ません。八千矛の 神の命や 吾が大国主 汝こそは 男に坐せば 打ち廻る 島の埼埼 かき廻る 磯の埼落ちず … ヤチホコ神とスセリヒメは仲睦まじくとうたひたまき。如此歌ひて、即ち宇伎由比為て、宇那賀気理弖今に至るまで鎮まり坐す。此れを神語と謂ふ… 迦毛大御神と謂うぞ故、此の大国主神、胸形の奥津宮に坐す神、多紀理毘売命娶して生める子は、阿遅鋤高日子根神。次に妹高比… 事代主神の登場大国主神、亦神屋楯比売命を娶して生める子は、事代主神。亦八島牟遅能神の女、鳥取神を娶して、生める子… 鳥鳴海神以下の系譜此の神、日名照額田毘道男伊許知邇神を娶して生める子は、国忍富神。此の神、葦那陀迦神、亦の名は八河江… 十七世の神右の件の八島士奴美神以下、遠津山岬帯神以前を、十七世の神を称す。 右のヤシマジヌミ神からトオツヤマサ… ガガイモの船に乗り、蛾の服を着た名も無き神故、大国主神、出雲の御大の御前に坐す時、波の穂より天の羅摩船に乗りて、鵞の皮を内剥に剥ぎて衣服に為… ヒキガエルとクエビコとスクナヒコナ爾に多邇具久白言しけらく、「此は久延毘古ぞ必ず知りつらむ。」とまをしつれば、即ち久延毘古を召して問… アシハラシコオと兄弟となって故爾に神産巣日御祖命に白し上げたまへば、答へ告りたまひけらく、「此は実に我が子ぞ。子の中に、我が手… スクナヒコナは常世の国へ故、爾れより、大穴牟遅と小名毘古那と、二柱の神相並ばして、此の国を作り堅めたまひき。然て後は、其の… クエビコについて故、其小名毘古那神を顕はし白せし謂はゆる久延毘古は、今者に山田の曽富騰といふぞ。此の神は、足は行か… 国つくりのパートナーが欲しい是に大国主神、愁ひて告りたまひけらく、「吾独して何にか能く此の国を得作らむ。孰れの神と吾と、能く此… 海の向こうから光の神が是の時に海を光して依り来る神ありき。其の神の言りたまひけらく、「能く我が前を治めば、吾能く共与に相… 魂を大和の東の山に祀れ爾に大国主神曰しけらく、「然らば治め奉る状は奈何にぞ。」とまをしたまへば、「吾をば倭の青垣の東の山… オオトシ神の系譜故、其の大年神、神活須毘神の女、伊怒比売を娶して生める子は、大国御魂神。次に韓神。次に曽富理神、次… カマド神たち又、天知迦流美豆比売を娶して生める子は、奥津日子神。次に奥津比売命、亦の名は大戸比売神。此は諸人の… 鳴鏑を神体とする神次に大山咋神、亦の名は山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐し、亦葛野の松尾に坐して、鳴鏑を… 大歳神の神裔たち上の件の大年神の子、大国御魂神以下、大土神以前は、并せて十六神。 羽山戸神、大気都比売神を娶して生… <<<< >>>>