火の神の死体から産まれた神

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火の神の死体から産まれた神

漢字・読みヒノカミシタイカラウマレタカミ
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原文

殺さえし迦具土神の頭に成れる神の名は、正鹿山津見神。次に胸に成れる神の名は、淤縢山津見神。次に腹に成れる神の名は、奥山津見神。次に陰に成れる神の名は、闇山津見神。次に左の手に成れる神の名は、志芸山津見神。次に右の手に成れる神の名は、羽山津見神。次に左の足に成れる神の名は、原山津見神。次に右の足に成れる神の名は、戸山津見神。故、斬りたまひし刀の名は天之尾羽張と謂ひ、亦の名は伊都之尾羽張と謂ふ。

現代語訳

殺された迦具土神(カグツチノカミ)の頭から生まれた神は
正鹿山津見神(マサカヤマツミノカミ)。
次に胸から生まれた神は淤縢山津見神(オドヤマツミノカミ)。
次に腹から生まれた神は奥山津見神(オクヤマツミノカミ)。
次に陰部から産まれた神は闇山津見神(クラヤマツミノカミ)。
次に左手から産まれた神は志芸山津見神(シギヤマツミノカミ)。
次に右手から産まれた神は羽山津見神(ハヤマツミノカミ)。
次に左足から生まれた神は原山津見神(ハラヤマツミノカミ)。
次に右足から産まれた神は戸山津見神(トヤマツミノカミ)。

イザナギが斬った刀の名前は天之尾羽張(アメノオハバリ)といいます。
別名は伊都之尾羽張(イツノオハバリ)といいます。
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解説

火の神カグツチの身体から8つの神が産まれました。
カグツチは火山を表していると考えるとそこから8つの山の神が産まれたことは火山の活動で山が産まれるという自然現象を表しているとも思えますが、この後に黄泉の国ですでに死に腐った身体のイザナミに8つの雷神が絡みついていたように、単純に体から何かが生まれるという神話のパターンとも思えます。もしくはイザナミとカグツチの間に強い関連があるのかもしれません。
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