日子人之大兄王(ヒコヒトノオオエノミコ)

MENU
TOP>用語・神名など>日子人之大兄王
スポンサードリンク

日子人之大兄王

投稿日時:2017-10-03 23:06:13
漢字・読みヒコヒトノオオエノミコ
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

日子人之大兄王

日子人之大兄王(ヒコヒトノオオエノミコ)は古事記に登場する人物名。父親は景行天皇。母親は伊那毘能若郎女日本書紀には対応する名前として「彦人大兄」が挙げられていますが、日本書紀には「彦人大兄」は「仲哀天皇の叔父」とあるだけで、母親が誰なのか分からない。ただ、仲哀天皇の叔父である以上はヤマトタケルの兄弟なわけで「景行天皇の子供」であるのは間違いなく、古事記の記述と違うというわけでもない。
皇族。
男性。
日子人之大兄王としては配偶者や子孫は見られない。

日子人之大兄王と大江王と彦人大兄

で、古事記によると
迦具漏比売命から大中比売命へ
大帯日子天皇(オオタラシヒコ=景行天皇)がこの迦具漏比売命(カグロヒメ)を娶って生んだ子供が、大江王(オオエ)です。

と、あってこの「大江王」の娘が「大中津比売命」で仲哀天皇の妃になっている。これは日本書紀でも同様で、彦人大兄の娘の「大中姫」が仲哀天皇の妃になっています。

よって
古事記の大江王=日本書紀の彦人大兄

は間違いない。

しかし日子人之大兄王の母親は伊那毘能若郎女とあるので、素直に読めば
日子人之大兄王≠大江王

となる。

そう考えると
古事記の日子人之大兄王=日本書紀の彦人大兄

とは限らない。音が同じでも疑ったほうがいいんじゃないかなと。ただし写し間違いという可能性もあり、また、古事記・日本書紀が成立した時点で伝承に混乱があった可能性もある。
個人的には「彦」「人」「大兄」という単語はどれも普通の言葉で象徴的な名前。「太陽の使者のお兄ちゃん」程度のざっくりした名前で、似たような性質の人物が何人かいても不思議じゃないし、混乱しても不思議じゃないと思います。
ここいら辺は日本書紀に彦人大兄の母親の名前が挙げられていないのも、関係があるのではないかなと。
スポンサードリンク

出自

古事記によると
大帯日子淤斯呂和気命=景行天皇
伊那毘能若郎女(イナビノワカイラツメ)…伊那毘能大郎女(イナビノオオイラツメ)の妹
真若王(マワカ)
日子人之大兄王(ヒコヒトノオオエ)

引用

古事記からの引用
景行天皇の皇后と皇子2
伊那毘能大郎女(イナビノオオイラツメ)の妹の伊那毘能若郎女(イナビノワカイラツメ)を娶って生んだ子供は、
真若王(マワカ)
日子人之大兄王(ヒコヒトノオオエ)
です。
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

用語・神名などの表紙へ
スポンサードリンク

管理人リンク

編集