大江王(オオエノキミ)

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大江王

投稿日時:2018-02-19 14:33:24
漢字・読みオオエノキミ
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大江王(オオエノキミ)

まとめ
●古事記に登場する人物で、古事記内に「大枝王」という表記の揺れが見られる。
●古事記にはよく似た名前の「日子人之大兄王」が登場するが母親が違うので素直に考えて別人。
日本書紀には系譜から考えると大江王と「彦人大兄(ヒコヒトノオオエ)」が同一人物。日子人之大兄王と音が全く同じ。
●大江王は同じく景行天皇(13代)の子供で異腹妹の銀王と結婚して大中比売命をもうけている。大中比売命仲哀天皇(14代)と結婚して香坂王忍熊王を生んでいる。

物語・由来

大江王(オオエノキミ)は古事記に登場する人物名。古事記内では同一人物の別表記で「大枝王」とある。日本書紀では系譜から考えると「彦人大兄(ヒコヒトノオオエ)」が同一人物だと思われる。古事記には同一人物の候補として「日子人之大兄王」があるが、母親が伊那毘能若郎女で大江王と同一人物と考えていいかは怪しい。
大江王の父親は景行天皇、母親は迦具漏比売命。
男性。
異腹妹の銀王(シロガネ)と結婚して大名方王(オオナガタ)・大中比売命(オホナカツヒメ)をもうけている。
●ただし銀王の名前は景行天皇の妃とその子女の所に見られない。

大江(オオエ)というのは「長男」という意味。つまり正確には「大兄」。江や枝で表記されるのは、日本では漢字の意味を重視しておらず、読みが同じならば同じ意味になるという感覚から。
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出自と婚姻と子孫

若建王(ワカタケル)…ヤマトタケルと弟橘姫の子
飯野真黒比売…ヤマトタケルのひ孫
須売伊呂大中日子王(スメイロオホナカツヒコ)

須売伊呂大中日子王(スメイロオホナカツヒコ)
近江の柴野入杵(シバノイリキ)の娘
迦具漏比売命(カグロヒメノミコト

景行天皇
迦具漏比売命
大江王(オオエ)

大江王(オオエ)
銀王(シロガネ)…景行天皇の皇女で大江王とは異腹妹
大名方王(オオナガタ)
大中比売命(オホナカツヒメ)

応神天皇
大中比売命
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引用

古事記からの引用
景行天皇の皇后と皇子2
また倭建命ヤマトタケル)の曾孫の須売伊呂大中日子王(スメイロオオナカツヒコ)の娘の訶具漏比売(カグロヒメ)を娶って生んだ子供が
大枝王(オオエ)
です。

迦具漏比売命から大中比売命へ
大帯日子天皇(オオタラシヒコ=景行天皇)がこの迦具漏比売命(カグロヒメ)を娶って生んだ子供が、大江王(オオエ)です。
このオオエ王が腹違いの妹である銀王(シロガネ)を娶って生んだ子供が大名方王(オオナガタ)、大中比売命(オホナカツヒメ)です。
大中比売命(オホナカツヒメ)は香坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)の母です。

日本書紀からの引用
仲哀天皇(四)皇后と妃とその子息
即位2年春1月11日。氣長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)を皇后としました。これ以前に叔父の彦人大兄(ヒコヒトノオオエ)の娘の大中姫(オオナカヒメ)を娶って妃としていました。
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