大枝王(オオエノミコ)

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大枝王

投稿日時:2017-10-12 15:47:22
漢字・読みオオエノミコ
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大枝王(オオエノミコ)

大枝王(オオエノミコ)は古事記に登場する人物名。日本書紀には対応する人物名は「彦人大兄」。古事記には別名として読み方は同じで「大江王」という記述がある。
父親は景行天皇(12代)。
母親は訶具漏比売(カグロヒメ)。

大枝王はよく古事記の「日子人之大兄王」、日本書紀の「彦人大兄」と同一人物とされることがあるんですが、日子人之大兄王は母親が違うので明らかに別人(日子人之大兄王は父親が景行天皇で母親が伊那毘能若郎女…つまり異腹兄弟)。彦人大兄は娘の大中姫が仲哀天皇に嫁いでいて仲哀天皇からみて「叔父」とあるので、彦人大兄は大枝王と同一人物だろうと思われます。

名前から考える
「エ」は枝・江・兄と書かれるのですが、「オオエ」は単に「大兄=長男」という意味だったと思われます。
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出自と婚姻と子孫

出自
大帯日子淤斯呂和気命景行天皇
訶具漏比売(カグロヒメ)…倭建命ヤマトタケル)の曾孫の須売伊呂大中日子王(スメイロオオナカツヒコ)の娘
大枝王(オオエ)大江王…彼の娘の大中津比売命日本書紀では大中姫)が仲哀天皇(14代)の妃になっていて、その子供が香坂王忍熊王。この兄弟は神功皇后との争いに破れて死亡。


配偶者と子孫
古事記によると
大江王…大枝王…景行天皇の皇子
銀王…景行天皇の皇女…異腹の妹
大名方王(オオナガタ)
大中比売命(オホナカツヒメ)…仲哀天皇の妃となり香坂王忍熊王を産む。

日本書紀によると
彦人大兄…景行天皇の皇子だが日本書紀に記述がない
配偶者記述なし
大中姫…仲哀天皇の妃となり麛坂皇子・忍熊皇子を産む。
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引用

古事記からの引用
景行天皇の皇后と皇子2
また倭建命ヤマトタケル)の曾孫の須売伊呂大中日子王(スメイロオオナカツヒコ)の娘の訶具漏比売(カグロヒメ)を娶って生んだ子供が
大枝王(オオエ)
です。

迦具漏比売命から大中比売命へ
大帯日子天皇(オオタラシヒコ=景行天皇)がこの迦具漏比売命(カグロヒメ)を娶って生んだ子供が、大江王(オオエ)です。 このオオエ王が腹違いの妹である銀王(シロガネ)を娶って生んだ子供が大名方王(オオナガタ)、大中比売命(オホナカツヒメ)です。 大中比売命(オホナカツヒメ)は香坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)の母です。


日本書紀からの引用
仲哀天皇(四)皇后と妃とその子息
即位2年春1月11日。氣長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)を皇后としました。これ以前に叔父の彦人大兄(ヒコヒトノオオエ)の娘の大中姫(オオナカヒメ)を娶って妃としていました。
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