香坂王(カゴサカノミコ)

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香坂王

投稿日時:2018-02-24 14:45:20
漢字・読みカゴサカノミコ
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香坂王(カゴサカノミコ)

まとめ
●古事記では香坂王。日本書紀では麛坂皇子。
●父親は仲哀天皇
●母親は古事記では大中比売。日本書紀では大中姫。
神功皇后と敵対して、戦争前に誓約狩りをして、イノシシに食い殺される。

物語・由来

香坂王(カゴサカノミコ)は古事記に登場する人物。日本書紀では「麛坂皇子(カゴサカノミコ)」「麛坂王(カゴサカノミコ)」と記述される。音が同じなので同一人物。
父親は仲哀天皇
古事記では母親が大中比売命大江王銀王の子)。日本書紀では大中姫(彦人大兄の子)。弟が忍熊王

香坂王と忍熊王仲哀天皇の子供で「皇子」でしたが(長子なので香坂王が天皇になっても不思議じゃない)、仲哀天皇が後に神功皇后を娶り、九州で死亡後に朝鮮征伐後に応神天皇(この時はホンダワケ皇子)が生まれると、このままでは応神天皇が香坂王と忍熊王を差し置いて天皇に即位すると考えて、応神天皇神功皇后と敵対し戦争することになる。戦争前に斗賀野(トガノ)で狩をして、狩の結果によって吉凶を占います。その結果、香坂王は猪に食い殺されてしまいます。
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解説

日本書紀では、大体の経緯は一緒で、神功皇后たちと戦争する前に狩で吉凶を占った結果、菟餓野(トガノ)でイノシシに食い殺されるのですが、その途中で、神功皇后と戦争するために、死亡した仲哀天皇の墓を作るフリをして兵士を集めるという記述があります。
大国主との類似点
ところで日本書紀には「赤い猪」に殺されると書いてあります。古事記のオオナムチが赤い猪(=実は八十神が熱した岩)で死んでいます。日本書紀にはオオナムチ(=オオクニヌシ)の記述は割愛されているので、その部分が麛坂王が付け替えられたのかも。
●個人的には赤いイノシシで神が死ぬということが神事としてあったからのではないかと。
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古事記からの引用

迦具漏比売命から大中比売命へ
大中比売命(オホナカツヒメ)は香坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)の母です。

穴門の豊浦、筑紫の訶志比宮
仲哀天皇は大江王(オオエ)の娘である大中津比売命(オオナカツヒメ)を娶って、香坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)の2柱が生まれました。

忍熊王の反逆
そうして大和へと進むと、香坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)がホンダワケ皇子の死と皇后の帰国をを知り、待ち伏せして皇后を殺そうと考えました。
それで斗賀野(トガノ)で、戦争の吉兆を狩によって占う「誓約狩(ウケイガリ)」をしました。

香坂王を咋ひ食みき
香坂王(カゴサカノミコ)がクヌギの木に登っていると、そこに大きな怒った猪が出てきて、そのクヌギを掘って倒し、香坂王(カゴサカノミコ)を食い殺してしまいました。
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日本書紀からの引用

仲哀天皇(四)皇后と妃とその子息
即位2年春1月11日。氣長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)を皇后としました。これ以前に叔父の彦人大兄(ヒコヒトノオオエ)の娘の大中姫(オオナカヒメ)を娶って妃としていました。麛坂皇子(カゴサカノミコ)・忍熊皇子(オシクマノミコ)を生みました。

神功皇后(十七)赤石に山陵を作る
そのとき、麛坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)は、父の仲哀天皇が崩御したこと、皇后が西の国を征伐したこと、また皇子(=後の応神天皇)が生まれたことを知って、密かに共謀していいました。
「今、皇后には子が居る。群臣(マヘツノキミタチ=家臣たち)は皆、従っている。必ず、共謀して幼い主(ミコ)を立てるだろう。我ら兄がどうして、弟に従えるだろうか!」
それで天皇のための陵(ミサザキ=墓)を作るふりをして播磨(ハリマ=現在の兵庫県)に行き、赤石(アカシ)に山陵(ミサザキ=山の墓)を作ることにしました。船を編んで(船を繋いで)、淡路島に渡して、その島の石を運んで造りました。それで兵を集めて、皇后を待っていました。犬上君(イヌカミノキミ)の祖先の倉見別(クラミワケ)と吉師(キシ)の祖先の五十狹茅宿禰(イサチノスクネ)は共に麛坂王(カゴサカノミコ)に付き、将軍として東国の兵を起こしました。

神功皇后(十八)広田国と活田長峽国と長田国と大津の渟中倉の長峽に祀る
麛坂王(カゴサカノミコ)・忍熊王(オシクマノミコ)は共に菟餓野(トガノ=大阪市北区兎我野町)に出て、祈狩(ウケイガリ)をして言いました。
「もしも事を成すことができるのならば、必ず良い獣(シシ)を得るだろう」
二人の王はそれぞれ假庪(サズギ=神を招く一段高い棚)に居ました。赤い猪がたちまち出て假庪(サズギ)に登って、麛坂王(カゴサカノミコ)を食い殺しました。軍士(イクサビト=兵士)は皆、怖気付きました。
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