建忍山垂根(タケオシヤマタリネ)

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建忍山垂根

投稿日時:2018-03-08 10:50:07
漢字・読みタケオシヤマタリネ
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建忍山垂根(タケオシヤマタリネ)

建忍山垂根(タケオシヤマタリネ)は古事記に登場する人物。古事記には穂積臣の先祖であり、成務天皇(14代)の妃の弟財郎女(オトタカラノイラツメ)の親として登場する。日本書紀には弟財郎女に当たる女性は登場していないために、弟財郎女の父ということでの登場はない。
性別は不明。
●伝承によれば大木別垂根という子供が別におり、大木別垂根の子の穂積真津の時に穂積姓を賜ったとされる。

ただし、ヤマトタケルの妃で東国遠征の途中で海に身を投げて海を鎮めた弟橘媛の親として「穂積氏忍山宿禰(ホヅミノウジノオシヤマノスクネ)」が登場していて、古事記に「穂積臣の先祖」という記述があることから同一人物と見なされている。
建忍山垂根と穂積氏忍山宿禰が仮に同一人物とすると「垂根」と「宿禰」はニュアンスが近い可能性がある。宿禰はもしかすると「根の国」の使者とかそういう意味なんじゃないかと。
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婚姻と子孫

古事記によると
成務天皇若帯日子命
弟財郎女(オトタカラノイラツメ)…穂積臣等の祖の建忍山垂根(タケオシヤマタリネ)の娘
和訶奴気王(ワカヌケノミコ)

日本書紀によると
ヤマトタケル
弟橘媛…穗積氏忍山宿禰の娘
稚武彦王(ワカタケヒコノミコ)

引用

古事記からの引用
若帯日子天皇は天下を治める
この成務天皇が穂積臣(ホヅミノオミ)等の祖先である建忍山垂根(タケオシヤマタリネ)の娘の弟財郎女(オトタカラノイラツメ)を娶って生んだ子が和訶奴気王(ワカヌケ)です。

日本書紀からの引用
景行天皇(三十三)馳水の地名説話
弟橘媛(オトタチバナヒメ)といいます。穂積氏忍山宿禰(ホヅミノウジノオシヤマノスクネ)の女(ムスメ)です。(弟橘媛が)王(=ヤマトタケル)に言いました。

景行天皇(四十五)日本武尊の妃と子女
次の妃の穗積氏忍山宿禰(ホヅミノウジノオシヤマノスクネ)の娘の弟橘媛(オトタチバナヒメ)は稚武彦王(ワカタケヒコノミコ)を生みました。
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