第九段一書(七)日向神話の系譜異伝

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第九段一書(七)日向神話の系譜異伝

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原文

一書曰、高皇産靈尊之女天萬栲幡千幡姫。
一云、高皇産靈尊兒萬幡姫兒玉依姫命、此神爲天忍骨命妃、生兒天之杵火火置瀬尊。
一云、勝速日命兒天大耳尊、此神娶丹舄姫、生兒火瓊瓊杵尊。
一云、神高皇産靈尊之女栲幡千幡姫、生兒火瓊瓊杵尊。一云、天杵瀬命、娶吾田津姫、生兒火明命、次火夜織命、次彦火火出見尊。

現代語訳

第九段一書(七)
ある書によると…
高皇産靈尊(タカミムスビミコト)の娘は天萬栲幡媛命(アマヨロヅタクハタチハタヒメ)です。

別伝によると…
高皇産靈尊(タカミムスビミコト)の娘の萬幡姫(ヨロズハタヒメ)の娘が玉依姫命(タマヨリヒメミコト)です。この女神は天忍骨命(アメノオシホネノミコト)の妃となって、天之杵火火置瀨尊(アメノギホホオキセノミコト)を生みました。

別伝によると…
勝速日命(カチハヤヒノミコト)の子が天大耳尊(アマノオオミミノミコト)です。この神は丹舄姫(ニツクリヒメ)を娶って、火瓊瓊杵尊(ホノニニギノミコト)を生みました。

別伝によると…
天杵瀨命(アマノキセノミコト)は吾田津姫(アタツヒメ)を娶って、火明命(ホノアカリノミコト)を生みました。次に火夜織命(ホノヨリノミコト)を生みました。次に彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)を生みました。
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解説

神話の変遷?
系譜が書かれています。
これを見る限りニニギやオシホミミやヒコホホデミといった皇統となる神の出生がかなり曖昧で、口伝が多かったよう。つまり、本文や古事記もこれらの中から選ばれた「一書」と思われます。


個人的コラム

●天杵瀨命(アマノキセノミコト)と天之杵火火置瀨尊(アマノギホホオキセノミコト)はおそらく「同じ神」でしょう。
●天杵瀨命(アマノキセノミコト)が吾田津姫(アタツヒメ)と結ばれて火の三兄弟を生んでいるのを見ると、天杵瀨命(アマノキセノミコト)はニニギと同じような存在でしょう。
火の三兄弟は、海の神ではないか?と思います。住吉三神宗像三女神と同じような存在です。つまり、オリオン座の三連星を表しているのでは? この三兄弟は「火」の燃える経過ではなく、一日の朝・昼・晩、もしくは朝・昼・夕を表しているのではないか??と。
●高皇産靈尊の娘は「布」を織る仕事。この娘が「タマヨリヒメ」です。タマヨリという言葉は「依り代」という意味だと思われていますが、「勾玉」そのものではないか?と推測。布と玉は王族の権力継承に必要なものだから重要視したのだと思います。布は服です。衣装によって地位や役職を表現するのは当然のことです。玉は翡翠の勾玉。翡翠は形状が変化しにくい石で、遺物の翡翠の勾玉はピカピカです。つまり「永遠」を表し、子々孫々まで繁栄するという意味もあったでしょう。また勾玉を持っていれば『王』である証となったのでしょう。
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