水取(モイトリ)

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水取

漢字・読みモイトリ
別名主水部(モヒトリラ)
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水取(モイトリ)

古事記では水取(モイトリ)。
日本書紀では水取か主水部(モヒトリラ)。
宮中の飲料水を管理する部署が「モイトリ」。
古事記でも日本書紀でもモイトリの先祖は弟宇迦斯・弟猾(オトウカシ)とされる。

オトウカシについて

オトウカシは兄のエウカシ神武天皇を暗殺しようとしたのを密告した人物で、それで取り立てられています。しかし、「飲料水」を司るような神話はない。ちなみに、オトウカシたちと出会う前に神武天皇一行は、井氷鹿(ヰヒカ・イヒカ)・石押分之子(イワオシワクノコ)・贄持之子(ニヘモツノコ)と出会っています。この3人はどうも「水や川」に関わっています。オトウカシももしかすると、記述されていないだけで、水神の性質があり、水に関わる神話を持っていたのかもしれません。
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古事記からの引用

水取(モイトリ)の祖先
その弟宇迦斯(オトウカシ)は宇陀水取(モイトリ)の祖先です。

木国で綱柏を採りに行ったので浮気(仁徳天皇記)
大后が御綱柏(ミツナガシワ)を船にいっぱいに積んで帰るとき時のことです。水取司(モイトリノツカサ=飲料水の担当部署)に仕える吉備国の児島郡(コジマノコオリ=現在の岡山県児島半島)の仕丁(ヨホロ=役所の使用人)が自分の国へ帰るときに、難波の大渡(=港)に遅れてきた倉人女(クラヒトメ=倉の部署の使用人の女)の船に出会いました。
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日本書紀からの引用

二年春二月甲辰朔乙巳 定功行賞
また、弟猾(オトウカシ)に猛田邑(タケダノムラ)を与え、猛田縣主(タケダノアガタヌシ)としました。菟田主水部(ウダノモヒトリラ)の遠祖です。

天武天皇(百五)38氏に連姓を与える
9月23日。倭直(ヤマトノアタイ)・栗隈首(クルクマノオビト)・水取造(モイトリノミヤツコ)・矢田部造(ヤタベノミヤツコ)・藤原部造(フジワラベノミヤツコ)……

天智天皇(二十七)后妃と子息氏女
また、栗隈首徳万(クルクマノオビトトコマロ)に娘が居ました。黒媛娘(クロメノイラツメ)と言います。水主皇女(モイトリノヒメミコ)を産みました。
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