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スセリヒメ
漢字・読み | 須勢理毘売命・須世理毘売命 |
別名 | 須世理姫・和加須世理比売命 |
概要
物語・由来
オオナムチ(=大国主・オオクニヌシ)の妻であり、スサノオの娘。根の堅州国に居た所、オオナムチとお互いに一目惚れして、最後には一書に根の堅州国から地上へと逃げます。
スセリヒメの「スセリ」は「荒ぶ」や「進む」から。おそらく「スサノオ」の「スサ」と同じ意味を持っています。「荒ぶ」に繋がるのか、非常に嫉妬深く、オオナムチがスセリ姫よりも先に娶った八上姫(ヤガミヒメ)に対して嫉妬して、ついには八上姫(ヤガミヒメ)が子供を木の股に置いて、実家に逃げ帰ってしまうというほど(正妻におびえるヤガミヒメ)。
その後、ヌナカワヒメと浮気するオオナムチを泣いて引き止めるなど、女性らしいところも見せました。
スセリヒメには「命・尊・神」といった尊称がつかない。スサノオという強い神の娘なのに、です。これはスセリヒメが「巫女」であり、神格化されきっていないためではないか?と思われます。おそらくは「スサノオの巫女」だったのでしょう。
スセリヒメの「スセリ」は「荒ぶ」や「進む」から。おそらく「スサノオ」の「スサ」と同じ意味を持っています。「荒ぶ」に繋がるのか、非常に嫉妬深く、オオナムチがスセリ姫よりも先に娶った八上姫(ヤガミヒメ)に対して嫉妬して、ついには八上姫(ヤガミヒメ)が子供を木の股に置いて、実家に逃げ帰ってしまうというほど(正妻におびえるヤガミヒメ)。
その後、ヌナカワヒメと浮気するオオナムチを泣いて引き止めるなど、女性らしいところも見せました。
スセリヒメには「命・尊・神」といった尊称がつかない。スサノオという強い神の娘なのに、です。これはスセリヒメが「巫女」であり、神格化されきっていないためではないか?と思われます。おそらくは「スサノオの巫女」だったのでしょう。
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性格・能力
オオナムチがスサノオから受ける試練を、様々な方法で補助する所も、巫女の性質でしょう。
スサノオの試練
●蛇の部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレによって忌避
●ムカデの部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレによって忌避
●蜂の部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレにおって忌避
●火を放たれて、焼き殺されそうになるが、ネズミによって助けられる。
ここでは補助はネズミ。スセリヒメは死んだと思って葬儀の準備をした。
●シラミを取るようにスサノオに言われるが、シラミではなくてムカデだった。
スセリヒメから赤土とムクの実を渡されて、それを噛んで吐き捨てて、ムカデをつぶしていると思わせ、油断して寝た所を、オオナムチは生太刀(イクタチ)、生弓矢(イクユミヤ)、天詔琴(アメノノリゴト)とスセリヒメを背負って逃げる。
スサノオの試練
●蛇の部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレによって忌避
●ムカデの部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレによって忌避
●蜂の部屋に入れられる
スセリヒメが授けたヒレにおって忌避
●火を放たれて、焼き殺されそうになるが、ネズミによって助けられる。
ここでは補助はネズミ。スセリヒメは死んだと思って葬儀の準備をした。
●シラミを取るようにスサノオに言われるが、シラミではなくてムカデだった。
スセリヒメから赤土とムクの実を渡されて、それを噛んで吐き捨てて、ムカデをつぶしていると思わせ、油断して寝た所を、オオナムチは生太刀(イクタチ)、生弓矢(イクユミヤ)、天詔琴(アメノノリゴト)とスセリヒメを背負って逃げる。
雑記
●日本書紀には出てこない。
●古事記にのみ、登場。
●古事記にのみ、登場。
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