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倭男具那命
投稿日時:2017-08-24 13:38:06漢字・読み | ヤマトオグナノミコト |
倭男具那命(ヤマトオグナノミコト)
倭男具那命(ヤマトオグナノミコト)は古事記に登場する人物名。日本書紀では日本童男(ヤマトオグナ)と記述される。
ヤマトオグナはヤマトタケルの別名で、その性質の詳細は「小碓命(オウス)」「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」のページを参考にしてください(出自や子孫など)。ここでは「ヤマトオグナ」と記述される部分について書いています。
ヤマトオグナの「大和」は畿内の地名。オグナは「男の子」という意味。「大和の子供」という意味になります。日本では子供を特別視していて強い霊力を持っていると思っています。おそらくは種子をまくと次に収穫には何十倍にも増えることが理由だろう思います。
ヤマトオグナはヤマトタケルの別名で、その性質の詳細は「小碓命(オウス)」「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」のページを参考にしてください(出自や子孫など)。ここでは「ヤマトオグナ」と記述される部分について書いています。
ヤマトオグナの「大和」は畿内の地名。オグナは「男の子」という意味。「大和の子供」という意味になります。日本では子供を特別視していて強い霊力を持っていると思っています。おそらくは種子をまくと次に収穫には何十倍にも増えることが理由だろう思います。
日本人は種子には強い霊力があり、その霊力が魔を払うと考えていた。それが節分に豆をまく理由でもあります。
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物語・由来
ヤマトオグナは後に、川上梟師(カワカミタケル)・熊襲梟師(クマソタケル)を成敗した時に、その「タケル」という名前をもらい「ヤマトタケル」と改名します。つまりオグナは子供で、タケルは大人という意味であり、改名とはつまり「成人儀礼」という意味を持っているということになります。
大人になり、オグナという名前は消え、以降は「ヤマトタケル」の神話となります。オグナは小碓であり、双子の兄の「大碓」を殺害しています。オグナは聖人君主ではなく、恐ろしい力を持ち、理性的とは言えない、おそるべき人物です(ただし日本書紀では兄の大碓を殺す物語はない)。無論、のちには英雄・聖人になるのですが、子供の時はルールを破るとんでもない人物だってことです。これはスサノオも一緒です。スサノオも高天原で天岩戸神話で太陽喪失の大事件を起こした後に、出雲で英雄になっています。オグナ→タケルの神話は日本の英雄像の雛形です。
大人になり、オグナという名前は消え、以降は「ヤマトタケル」の神話となります。オグナは小碓であり、双子の兄の「大碓」を殺害しています。オグナは聖人君主ではなく、恐ろしい力を持ち、理性的とは言えない、おそるべき人物です(ただし日本書紀では兄の大碓を殺す物語はない)。無論、のちには英雄・聖人になるのですが、子供の時はルールを破るとんでもない人物だってことです。これはスサノオも一緒です。スサノオも高天原で天岩戸神話で太陽喪失の大事件を起こした後に、出雲で英雄になっています。オグナ→タケルの神話は日本の英雄像の雛形です。
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引用
古事記からの引用
景行天皇の皇后と皇子
オウス命は名乗る
日本書紀からの引用
景行天皇(二)大碓と小碓の出産
景行天皇(二十六)日本童男から日本武皇子へ
景行天皇の皇后と皇子
景行天皇は吉備臣たちの祖先にあたる若建吉備津日子(ワカタケキビツヒコ)の娘の針間之伊那毘大郎女(ハリマノイナビノオオイラツメ)を娶って産んだ子供が
櫛角別王(クシツヌワケ)
大碓命(オオウス)
小碓命(オウス)…別名が倭男具那命(ヤマトオグナ)
倭根子命(ヤマトネコ)
神櫛王(カムクシ)
の五柱です。
櫛角別王(クシツヌワケ)
大碓命(オオウス)
小碓命(オウス)…別名が倭男具那命(ヤマトオグナ)
倭根子命(ヤマトネコ)
神櫛王(カムクシ)
の五柱です。
オウス命は名乗る
日本書紀からの引用
景行天皇(二)大碓と小碓の出産
それでその二人の男の子に大碓(オオウス)と小碓(オウス)と名付けました。この小碓尊は又の名を日本童男(ヤマトオグナ)といいます。
景行天皇(二十六)日本童男から日本武皇子へ
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