ミヤズヒメとの婚約

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ミヤズヒメとの婚約

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原文

かれ、尾張国に到りて、尾張国造の祖 美夜受比売(ミヤズヒメ)の家に入りましき。すなはち婚ひせむと思ほししかども、また還り上らむ時に婚ひせむと思ほして、期(チギ)り定めて東の国に幸して、悉に山河の荒ぶる神、また伏はぬ人等を言向け和平したまひき。

現代文訳

ヤマトタケルは尾張の国へ入りました。
尾張国造の祖 美夜受比売(ミヤズヒメ)の家に入りました。

すぐに結婚しようと思ったのですが、東国を平定して帰ってきたときに結婚しようと思いました。

そこでミヤズヒメと結婚の約束だけして東国へ向かいました。

ことごとく山河のあらぶる神々と従わない人間達を平定しました。
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解説

尾張国造の租ミヤズヒメ
女性、姫が尾張国造の租というのは古代日本が女系集団だったから、かな。
一度断る?
ここではヤマトタケルが、結婚しようと思ったのですが、仕事が終わってからにしよ!ということで結婚を延期しています。
しかし、どうやら日本の結婚は、男が言い寄ってきたらまずは一回断るのは慣習。
参考:ヌナカワヒメの逢瀬の約束 翌日の夜に結ばれる二人 などなど
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