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スサノオは朝鮮半島出身の神か?
TWEET Facebook はてブ Google+ Pocketスサノオは朝鮮人?
スサノオは朝鮮出身?
ニニギが降り立ったのは朝鮮半島だった可能性があります。日本書紀ではスサノオは一旦朝鮮半島に降り立ち、「ここは土地が痩せている」と日本にやってきます。これを持って「朝鮮出身」と考えるのは無理があります。何せ日本神話では一貫して朝鮮半島は下に見ているし、それだけで言い切るのはちょっと客観的とは言えないですね。
ニニギが降り立ったのは朝鮮半島だった可能性があります。日本書紀ではスサノオは一旦朝鮮半島に降り立ち、「ここは土地が痩せている」と日本にやってきます。これを持って「朝鮮出身」と考えるのは無理があります。何せ日本神話では一貫して朝鮮半島は下に見ているし、それだけで言い切るのはちょっと客観的とは言えないですね。
●朝鮮南部は「倭人」の領土だと魏志倭人伝にありますし、翡翠の分布を考えると朝鮮半島南部と日本は「文化圏」にあった可能性は高い。
●この手の話をすると、韓国人や左翼思想家が「朝鮮半島が日本に文化を伝えた」という話をしたがるのですが、それは韓国人の儒教的考え、もしくは韓国人の性質です。これが客観的な思考を邪魔します。
●スサノオは京都の祇園祭などで「牛頭天王」とされます。これを朝鮮半島の牛頭山にちなんでいるととする説がありますが、牛頭天王は仏教の神で、朝鮮の山もこれにちなんだものと思われます。またスサノオと牛頭天王が同一視されるのは神仏習合の結果です。よって牛頭天王がスサノオになったということはありません。
●スサノオが朝鮮半島と関係しているかどうかはハッキリとは分からない、というのが今のところの客観的な結論ではないかと。
●この手の話をすると、韓国人や左翼思想家が「朝鮮半島が日本に文化を伝えた」という話をしたがるのですが、それは韓国人の儒教的考え、もしくは韓国人の性質です。これが客観的な思考を邪魔します。
●スサノオは京都の祇園祭などで「牛頭天王」とされます。これを朝鮮半島の牛頭山にちなんでいるととする説がありますが、牛頭天王は仏教の神で、朝鮮の山もこれにちなんだものと思われます。またスサノオと牛頭天王が同一視されるのは神仏習合の結果です。よって牛頭天王がスサノオになったということはありません。
●スサノオが朝鮮半島と関係しているかどうかはハッキリとは分からない、というのが今のところの客観的な結論ではないかと。
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日本の神は海の向こうから
古代の日本は「海の向こうから神が来る(=ニライカナイ)」という思想がありました。神武天皇の東征・神功皇后の帰国、それ以外にも日本の神々にも同様にこの「ニライカナイ」の考えが見られます。他にもエビス、スクナヒコナなどもです。
なのでスサノオが朝鮮半島に降り立ったのは、「一発で出雲に下りるより、朝鮮経由だとニライカナイの思想に基づけるから」と考えたほうがシックリします。
なのでスサノオが朝鮮半島に降り立ったのは、「一発で出雲に下りるより、朝鮮経由だとニライカナイの思想に基づけるから」と考えたほうがシックリします。
雑記
●日本書紀の第八段一書(四)新羅国・曾尸茂梨(ソシモリ)にではスサノオは高天原から地上に降りるときに、一旦、新羅のソシオリに降りるのですが、「居たくない」と日本の出雲にやってきます。
●日本書紀の第八段一書(五)浮宝が無ければ困るだろうでは、「韓鄕之嶋(=朝鮮半島)には金銀があるから運んでくるには船が必要だ!」と述べています。
●ただし、記紀における朝鮮半島に対する評価は非常に低い。「膂宍空国(ソシシノムナクニ…ソシシは背中の肉、背中の肉は食べる所が少ない、そのくらい痩せた空しい国という意味)」と書いている(第九段一書(四)天忍日命の先導・第九段本文―8吾田の長屋の笠狭の岬へ)ので、これで空が「カラ」と読むようになったんじゃないかと思うくらい。良い所は「金銀」つまり鉄鉱石が採れること。
●大和朝廷にとって稲作の出来ない地域に意味は無い。米が通貨の代わりに徴税出来たから。そこで南部(任那・伽耶地域)以外の稲作に適していない朝鮮半島の大部分は日本にとってほとんど意味が無かった、と思われます。
●明らかに朝鮮由来の神のアメノヒボコの人物評価も異常に低い。不正・嘘・高慢・家庭内暴力・ストーカーと散々。
●これらの朝鮮への否定的な記述は白村江での敗戦が原因とするのが定説。
●しかし、アメノヒボコは英雄神功皇后の祖先にあたるし、もしも新羅への憎しみが記述に現れているのならば、スサノオが朝鮮半島由来の記述も、古事記編纂時の「新羅憎し」から追記されたことになり、スサノオが朝鮮由来の根拠は無くなってしまう。
●もし、新羅が憎いならば、オロチ退治の英雄であるスサノオが新羅に降り立った話を書く必要も無い。
●結論としては「はっきりしない」ということ。
●日本書紀の第八段一書(五)浮宝が無ければ困るだろうでは、「韓鄕之嶋(=朝鮮半島)には金銀があるから運んでくるには船が必要だ!」と述べています。
●ただし、記紀における朝鮮半島に対する評価は非常に低い。「膂宍空国(ソシシノムナクニ…ソシシは背中の肉、背中の肉は食べる所が少ない、そのくらい痩せた空しい国という意味)」と書いている(第九段一書(四)天忍日命の先導・第九段本文―8吾田の長屋の笠狭の岬へ)ので、これで空が「カラ」と読むようになったんじゃないかと思うくらい。良い所は「金銀」つまり鉄鉱石が採れること。
●大和朝廷にとって稲作の出来ない地域に意味は無い。米が通貨の代わりに徴税出来たから。そこで南部(任那・伽耶地域)以外の稲作に適していない朝鮮半島の大部分は日本にとってほとんど意味が無かった、と思われます。
●明らかに朝鮮由来の神のアメノヒボコの人物評価も異常に低い。不正・嘘・高慢・家庭内暴力・ストーカーと散々。
●これらの朝鮮への否定的な記述は白村江での敗戦が原因とするのが定説。
●しかし、アメノヒボコは英雄神功皇后の祖先にあたるし、もしも新羅への憎しみが記述に現れているのならば、スサノオが朝鮮半島由来の記述も、古事記編纂時の「新羅憎し」から追記されたことになり、スサノオが朝鮮由来の根拠は無くなってしまう。
●もし、新羅が憎いならば、オロチ退治の英雄であるスサノオが新羅に降り立った話を書く必要も無い。
●結論としては「はっきりしない」ということ。
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